■流れに潜む渓流魚たち   大物に出会えるかも!

興奮しつつ、慎重にやり取りしてついにネットイン。凄みのあるイワナでした
美しい流れで秋の渓流魚たちを狙う。簡単ではないけれど、その分楽しい

 いくつかの流れが合わさった複雑な落ち込み。流れに吸い込ませたソフトハックルを誘うように引くと、何度か魚が浮上してくるのが見えました。より強く誘ってみようと赤い派手なストリーマーに変えてみると、いきなり強烈な手応え! トルクのある脈動がラインに伝わり、力強くロッドを絞ります。明らかに大物です!

 おそらく今日一番になりそうな感触に興奮しつつ、慎重にやり取りしてついにネットイン。枠から溢れそうな立派なイワナでした。サイズを測ってみると39cm! これはシーズン中でもなかなか出会えなかった大きさです。

 すっかり満足しましたが、まだ釣り始めたばかりです。このままストリーマーで釣れるかと思いましたが、そんなに甘くはなかった。反応はあるのものいっこうにフッキングしません。そこで先ほどのイワナのストマックを参考に、小さいニンフをティペットに結びます。すると明らかに反応が良くなり、20cm台のイワナたちがフライを咥えてくれるようになりました。

日が傾くのが早くなりました。秋の光に照らされながらロッドを振るかけがえのない時間

 午後になると、ときおりカゲロウが川面を舞い、ときおりライズも見られるように。水温も上がって14.3℃。せっかくなのでドライフライも結んでみましたが、魚たちはまったく水面には出てきませんでした。

 いい間隔で石が沈む、程よい流速の流れに絡ませてヤマメを狙ってみたりもしました。何度かショートバイトはありましたが、ついに顔を見ることはありませんでした。最後に石裏で根掛かりかと思ったら鈍く強烈な脈動が伝わってきました。相当な大物!  ニジマス?  一気にテンションが上がったのですが、わずか数秒でラインのテンションが抜けていました……。

 山の秋は駆け足で深まっていきます。紅葉が鮮やかになった頃、もう一度くらい訪れたいものです。

釣れたイワナをそっとリリースすると、水飛沫を上げて流れに帰っていきました

■【マップ】携帯が繋がらない山奥「吉ヶ平フィッシングパーク」