ようやく関東甲信越でも梅雨明けが発表されました。長野県北部、白馬エリアでも連日30℃を超える暑さが続いています。
山地での渓流釣りのシーズンも最盛期に入っています。難しいイメージが強いフライフィッシングですが、この時期、純朴な山奥のイワナたち相手ならビギナーでも釣れるチャンスがありそう。そう期待に胸を膨らませて山中に分け入ったのは、フライ歴1年のmatsurikoさん。はたして念願の一匹を手にすることができるのでしょうか?
■フライフィッシング始めて1年「そろそろ山のイワナが釣りたいな」
この日訪れたのは北アルプスの東側、白馬エリアの渓です。
今回モデル役をしてくれたmatsurikoさんは、白馬村のキャンプ場、アウトドア関連のお店に勤めています。フライフィッシングを始めて丸1年の彼女。管理釣り場ではニジマスを釣ったことがあるけど、まだ自然の川で、野生の魚を釣ったことがありません。「そろそろ山のイワナが釣りたいな」 その思いは募るばかりでした。
登山が趣味ということで山歩きには慣れています。しかし渓歩きにはまだ不慣れです。昨年にも挑戦したのですが、川のコンディションも悪く残念ながら“ボウズ”でした。それから悶々とした日々を送っていたのですが、ようやくリベンジのチャンスが訪れました。
まだ借り物もありますが、ちょっとずつ揃えた道具で誇らしげです。この渓に精通したガイドの案内のもと、山に棲む天然イワナを狙っていざ出発。意気揚々と山あいの渓へと向かったのでした。
■ウェットウェーディングで夏モード、清冽な流れが気持ちいい!
入渓したのは標高約1,400m、朝8時の気温はすでに24℃でした。容赦なく照りつける日差しはすでに夏本番。魚を探す前に日陰を求めるように森のなかへ入りました。
しばらくまとまった雨が降っていませんでしたが、釣行3日前の午後から夜にかけて20mmほど夕立がありました。平地より涼しいとはいえ、油断すると熱中症になりそうな暑さのなか、急な斜面を下りてようやく流れに足を浸けることができました。流れる水はまだまだ冷たく、9.8℃でした。
この時期、山の渓での釣りは“ウェットウェーディング”が一般的です。ウェーダー(胴長)を履いての釣りは濡れない代わりに動きにくく、何よりもこの季節は暑く、山歩きには不向きです。一方、ネオプレーン素材等のソックスやゲーターなどで構成された足元で遡行するウェットウェーディングは水に濡れます。気温や水温が高ければ濡れるのが快感で、釣り上がりなら涼を求めることも可能です。