気持ちのいい秋晴れが続いていますね。山の紅葉は高山エリアから徐々に標高を下げてきています。

 新潟県でも有数の米どころ魚沼。その東側に聳える日本百名山の越後駒ヶ岳へ行ってきました。秋の彩りを愛でながら、ダイナミックな“滝雲”も圧巻の枝折峠からのルートです。

■米どころに聳える名峰「越後駒ヶ岳」

枝折峠からから目指す越後駒ヶ岳

 新潟県魚沼市の東に聳える越後駒ヶ岳は標高約2,003m。八海山、中ノ岳とともに越後三山の一つとして数えられ、日本百名山でもあります。季節ごとにその表情を変える姿は魅力に溢れ、登山者を魅了しています。

 米どころとしても有名な魚沼の山奥。雪深いエリアですが、厳しい気候を耐え抜いて生きている森は美しく、とくに秋の紅葉時期は格別。毎年多くの登山客が訪れています。

 いくつかある登山道のうち、今回は枝折(しおり)峠から歩き出し、明神峠、道行山、小倉山、そして駒の小屋を経て、駒ヶ岳山頂を目指すルートを選びました。目当ては滝雲です!

■ダイナミック! 幻想的な滝雲に目が離せない

山の端から日が昇ると、世界が一気に色づきます

 日の出前、すでに満車状態の駐車場を後にしました。徐々に東の空が明るい茜色に染まっていきます。

 枝折峠は滝雲の名所として有名です。滝雲とは霧、雲海が山陵をベールのように覆いながら滝のように流れ落ちていく現象。非常にフォトジェニックな自然現象です。峠の東側の谷底には銀山湖(奥只見湖)があります。とくに秋は寒暖差も大きく、霧の発生率が上がるので滝雲に出会うチャンスです。

幻想的な滝雲たなびくショータイム

 5時40分頃、湖を覆う霧が徐々に量を増し、滝雲が発生しました。第2ビュースポットまでの間、いたるところにカメラマンたちがチャンスを狙っています。登山者も足を止めています。

 歩き出し早々に始まった滝雲のショータイム。谷間から吹きこぼれた霧が生き物のように尾根の低いところ越えて流れ落ちていく様子は、まるでドライアイスのよう。朝日に照らされて赤く染まり幻想的すぎます! 少しずつは移動しながら見物しているのですが、歩みは遅くなかなか前に進みません。日の出から1時間以上経ってようやく一段落しました。今まで見たなかで一番と言ってもいいくらい、印象的な滝雲のショーでした。