本州の多くの一般河川での釣りが禁漁になって久しいこの時期、冬季釣り場や管理釣り場に通う釣り人も多いかと思います。そんな中、一年中釣りができる自然渓流を利用したフィールドへ出かけてきました。1日8名までの完全予約制、フライフィッシング専用の釣り場です。

■完全予約制ならでは! 広いフィールドでのびのびとフライフィッシング

事務所の裏の流れ。エリアのなかでは上流部になります

 埼玉県西部、秩父市の山中にあるのが「秩父フライフィールド」です。上流にある「秩父さくら湖」から流れ出た浦山川の約800mの範囲が釣り場となり、自然渓流を利用したフライフィッシング専用の管理釣り場です。冬季はニジマスを放流しており、一年中釣りをすることができます(定休日、年末年始の休業あり)。

 キャッチ&リリースで魚影も濃く、定員8名の完全予約制ですので、かなりのびのびと釣りを楽しむことができます。ネットでも予約状況を確認して申し込むことができるのもありがたいですね。

秩父フライフィールド https://gyokyou.com/cff

◎12月1日から2月28日までの営業案内
 営業時間:9時〜16時まで
 料  金:3,000円(一般)
      2,500円(甲種・渓流・本流にじますシーズン券保持)
 受付時間:8時50分〜

◎3月1日から11月30日までの営業案内
 営業時間:8時〜17時まで
 料  金:3,500円(一般)
      3,000円(甲種・渓流・本流にじますシーズン券保持)
 受付時間:7時50分〜

■流れに見え隠れする魚影にワクワク!

低い日差しに照らされた秋の彩りが川面に写り込み、華やかです

 筆者が訪れたのは11月中旬。気温は10℃、水温は13℃でした。この秋から立ち入り禁止区間が解除になりました。そのおかげで、河原を移動しながら継続して釣りを楽しむことができます。

 事務所で受付を済ませ、河岸を歩いて少し下流の “ぶっつけ淵”へ。紅葉が水面に彩りを添え、その流れに見え隠れする魚影にワクワクします。まずはジグニンフ(ビーズヘッド、アトラクター的なパターン)を結んで手堅く一匹釣ろうと試みました。しかし、そう甘くはありませんでした。魚たちはフライに興味を示すものの、なかなかフッキングには持ちこめません。“わくわく淵”まで釣り上がっていきますが、何度も惜しい瞬間があるものの釣果はゼロ。徐々に焦ってきます。

 さらに上流へ。事務所の裏のやや上流、流れ込み部分に定位しているニジマスが何匹か見えました。水面付近を意識している様子だったので、ティペット(ハリス)にドライフライを結んで流してみます。最初こそ興味を示していましたが、何度か(フライを交換しつつ)試すうちに反応がなくなりました。と、諦めかけたときに水面が割れました! サイズこそ40cm程度の魚ですが、ずいぶんと長いファイトの末、フックアウト……。

上流部の流れで、ストリーマーで釣れた一匹

 今度は小魚を模したストリーマーを試してみます。流れに馴染ませるように流心脇でじわじわと誘い続けているとラインが引っ張られました。バラさないように丁重にやり取りをして無事にキャッチ。小さいながらもヒレの張ったきれいな魚です。ようやく、ほっと一息つくことができたのでした。