■夏の匂い漂う渓! 魚は少ないような、小さいような……
同行者と交互に釣り上がっていくと、昼前には水温はほんのわずかに上がって8.9℃となりました。陸上で虫たちが活動している様子もちらほらと見受けられるようになってきました。
小さめ、羽虫や甲虫をイメージしたドライフライを流れの緩い箇所や淵の肩あたりに流すとポツポツと反応があります。ようやく水面の釣りが楽しめるようになりました。ただ、例年に比べると魚たちは小さく、魚影も薄いような気がしました。
日差しが差し込むとむっとする熱気が立ち込めますが、水に浸けた足元はひんやりと冷たく、暑さに慣れていない身体にちょうどいい心地よさをもたらしてくれます。
緑を映す水面を眺めながら川辺に目を移すと、マタタビの白い葉や実をつけた山椒にも季節の移ろいを感じます。なんだか夏の匂いがそこかしこから漂ってきているような気がしました。
麓に降りてくると、ニイニイゼミの声を聞きました。この分だと梅雨明けも近そうです。いよいよ山岳渓流のシーズンも最盛期となりますね。