■タフコンディション! “モフモフ”系のフライは通用するか?
「冬季ハコスチ釣り場」に訪れたのは12月下旬のまさに年の瀬。筆者にとっては、2025年の釣り納めでもありました。気温は6℃、水温はなんと3.6℃。水量も少なめで厳しいコンディションが予想されました。釣り人も少なく10人少々でしょうか。案の定、午前中はロッドが曲がらない時間が続きます。
釣り人が少ないおかげで比較的自由に釣り場を移動することができます。魚はいたるところに泳いでいますが、フライをいくら変えても反応に乏しい状態でした。底に沈んでいる訳でもないのですが、ライズもほとんどない状態です。興味をもって寄ってきた魚もフライを突くだけで、なかなかフッキングにはいたりません。少しでも反応があるポイントを探して下流へ、上流へと場所を変えて探っていきました。
“モフモフ”系のフライにこだわりしつこく流し続けて、ついにヒット! 久しぶりのニジマス、ハコスチの引きを堪能するスリリングなやり取り。手元に寄せてみると、思った以上にサイズもコンディションも良く、満足できる1匹でした。
■午後の雨が恵みとなり、“モフモフ”系のフライが炸裂!
午後になると雨足が強くなってきました。
午前中の1匹に満足していたので、帰ろうかとも思ったのですが、ただでさえ少なかった釣り人がさらに減って、思う存分流したいポイントを狙えるチャンスです。車に戻ってレインジャケットを羽織ります。
雨に打たれる水面の下、目を凝らして見ていると、魚たちの動きが活発になっているように思えました。“モフモフ”系のフライを流すと午前中よりアタリも増え、40〜50cm後半の数匹のハコスチが相手をしてくれたのでした。
もちろん釣り場が空いてプレッシャーが減ったせいもあるのかもしれません。とにかく、活性が上がってきたようです。いろいろと試しましたが、この日一番反応が良かったのは、同行者はオレンジにピンクを混ぜ込んだスタンダードな“Theエッグフライ”!! 「管理釣り場」での定番です。有名すぎてむしろ誰も使わないから? それとも真にアピール力があるのでしょうか。
筆者はオリーブ色のエッグフライが一番効果的だった感じです。こちらは少しアレンジしてあります。トリムバッグ(バイス用のゴミ袋)から拾い出したさまざまなマテリアルの端材をダビングしたのを少々混ぜ込んであります。いずれにしてもポイントはノーウェイトか(軽い)、ブラスビーズをヘッドにしたもの。水中をゆっくりと漂わせつつ、スイングやリトリーブで、魚の鼻先でアクションを加えた直後に、急にやる気になった魚が縋りつくように食いついてきました。次点で、ボディにUVシェニールを施した、キラキラしたソフトハックルも反応が良かったですが、こちらで釣れたのは小さめのハコスチばかりでした。
レギュレーションやスレた魚への訴求力を考慮しつつ、釣りたい魚の顔を思い浮かべてのタイイングは、創造性を刺激されるもの。巻いている時間も合わせてワクワクするものです。