雪の降った翌朝、山に上がれば目の前に広がるのはまっさらな新雪の斜面、パウダースプレーを纏いながら自由なラインを描いていく瞬間ほど、刺激的で幸せな時間はない。まるで無重力空間にいるような浮遊感と、えもいわれぬ快感は、他に代わるものがない。それをもっと感じたい！ そんなスキーヤー・スノーボーダーのために編集部が魅惑のパウダースポットを厳選。
【志賀高原 焼額山】「ココならでは」ポイント
● 軽くてドライな「プレミアムパウダー」
● 豊富な積雪量で融雪が少ない地理的好条件
● プリンスホテルの
スキーIN/OUTで利便性抜群
● ファットスキー含めレンタルが充実
■この地だからこそ味わえるプレミア
志賀高原の奥にそびえる焼額山スキー場、通称“ヤケビ”。国内でも数少ない標高2000ｍ級のゲレンデとして知られ、その希少な雪質は国内外の多くのスキーヤーを魅了してきた。空気中の水分が少ない内陸の環境と、安定した寒冷気候が生むのは、極めて軽くてドライなプレミアムパウダー。高い標高により不純物が少なく、まるで光をも透かすような透明感のある雪質はここでしか味わえない。降雪量も豊富で、気温が低い
ために雪が劣化しにくく、常にクリスピーな状態で長く楽しめるのが大きな特長だ。
ゲレンデは、東館・南館・西館の志賀高原プリンスホテルをベースに広がり、利便性も抜群。リゾートとしての快適性と、本州屈指といわれる雪質の両方が存分に楽しめるのが焼額山の強みだ。
幅広いレベルに対応するバラエティ豊かな20コース。自然の地形を生かした非圧雪エリアが拡充され、プレミアムパウダーをもっと楽しむための進化を続けている。降雪後には山全体が“狂喜のパウダー天国”に変わるが、パウダー争奪戦はさほどでもない点も魅力だ。
上質のレンタルで、いろいろなファットスキーを滑り比べながらパウダーライドを満喫できるのも楽しくさらに、朝一番のフレッシュなバーンを独り占めできる「ファーストトラック」も人気のコンテンツだ。この地にしかないプレミアムパウダーを堪能するのに申し分のない環境が整っているのがヤケビなのだ。
■「YAKEBI WALL」 記憶に残るスティープ＆ディープ体験
急激な傾斜の変化を含む、最大斜度39度の日本屈指の超難関フェイス。WALLという名の通り、「壁」にしか見えない超急斜面に新雪が積もった日には、まるで海外のスキー雑誌の表紙のようなオーバーヘッドのパウダーライドが叶う。天候や雪質の条件が揃ったときしか開放されないプレミア感もまたいい。このフェイス目当てで焼額山に行く価値あり。
■「YAKEBI COAST」 ストレートに飛ばすアドレナリン体感コース
893ｍというロングで直線的なラインと斜度の変化が特徴。スピードを感じながらパウダーを駆け抜ける爽快感に満ちた滑りが満喫できる。アクセスは第2ゴンドラから、朝一番にゴンドラに乗れれば、手つかずの新雪を独占しやすい。昼頃でも斜面の上部は良いコンディションが維持されていることが多いため、ここで午前中を過ごすのは得策だ。
■「YAKEBI VALLEY」 ツリーランの楽園、ヤケビにあり
開業以来滑走禁止だったエリアの解禁で生まれたツリーランのサンクチュアリ（楽園）。ボウル状の地形にパウダーがたっぷりと溜まり、そのディープさに大興奮！ 木立の間隔が比較的広く、自由度の高いライン取りができるため、好きなリズムに酔いしれながら深いパウダーターンを刻める至福の森。それでいてあまり混雑しないのも最高。
＜TOPIC 1＞「ファーストトラック」今季も開催決定！
焼額山の大人気コンテンツ「ファーストトラック」が今季も実施される。時間は 7:50～8:30（予定）、滑走コースは主に A1ジャイアントスラロームコースとA4 オリンピックコース。朝イチの締まったグルーミングバーンで高速ターンを満喫しよう。日程や参加費は公式HPをチェック！！
＜TOPIC 2＞選ぶ楽しみと自由度の高いレンタル
レンタルはブランドの交換やスキー⇔スノーボードの変更が可能。返却は東・南・西館のどこでもOKなのも便利だ。さらに、「プレミアムスキー」としてファットスキー各種ほか上級者向けモデルも完備。また、今シーズンより「プレミアムスノーボード」も追加して、ランナップが充実。Webで事前予約すればお目当てのモデルやサイズを確保でき、現地でのタイムロスもない。
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