25-26シーズンの川場スキー場(群馬県川場村)は、12月6日からゲレンデオープン。昨シーズンから続く2億円の投資によって今季から人工降雪機が6基追加され、シーズン序盤からロングコースの滑走が可能になっている。さらに迂回コースを新設し、初心者がより広くゲレンデを楽しめるようにレイアウトを調整。立体駐車場やセンターハウスもいろいろと改装されており、いままで以上に川場は過ごしよくなった。
■人工降雪機がますます拡充
川場の魅力といえば、首都圏から車で2時間ほどでアクセスできる近さ。ゲレンデトップは標高1,870mもあり、山頂から「クリスタルコース」と「桜川コース」を繋いでボトムまで滑り通すと3.3kmにおよぶロング滑走を味わえる。
これまでは天然雪に満たされるまで「クリスタルコース」はオープンできず、シーズンはじめはゲレンデ中腹のコースを滑るかたちだった。しかし、今回の人工降雪機導入によって、今後はシーズンの早い時期からゲレンデトップからの大滑走ができるようになる。今季、新たに導入された6基の人工降雪機のうち、5基は「クリスタルコース」上部に設置。自動化された降雪機の導入により、効率的に雪が作れるようになっている。
■今季から新しい迂回コースが登場
また、25-26シーズンから「シャミンビギナー」という迂回コースがオープンする。川場スキー場では、優しい斜度の「桜川コース」にファミリーやビギナーが集中し、次なるステップアップとして選ばれるのが、白鳥エクスプレスのリフト山頂から滑る「白鳥スカイライン」と「シャミンダウヒル」の中級斜面だ。
しかし、このルートは最後の落ち込みがやや斜度があり、レベルによっては苦戦するスキーヤー・スノーボーダーの姿が目立っていた。そのポイントを回避して「桜川コース」へと迂回できるのが新登場の「シャミンビギナー」というわけだ。この迂回コースの登場により、初級者はさまざまなコースにチャレンジしやすくなっていくだろう。
■非圧雪エリアも1コース追加
川場といえば、パウダーフリーク垂涎の非圧雪エリア「オフ・ザ・ピステ」も注目度が高い。スキー場内に設けられた所定のゲートから滑走できるこのエリアは、通常のコースとは異なる非圧雪のパウダー専用アトラクションコース。今シーズンからエリアが1つ増え、5か所の入り口から滑走が可能になった。
なお、「オフ・ザ・ピステ」の滑走は事前に講習動画を視聴し、受付カウンターでの手続きが必要となる。受講証明書と引き換えに渡される「腕章」の着用し、ココヘリの携帯することで利用が可能になる。
■新メニューのランチ&スイーツも続々登場
人気メニューのグリーンカレーに続き、本場の味を追求したカオマンガイとガパオライスが新登場
ゲレ食にも新メニューが続々と登場している。メインレストラン「ティンバーライン」は地産地消のメニューが人気だが、実はグリーンカレーの人気も高い。そこで今季からカオマンガイとガパオライスのアジア系のメニューを増やし、よりグローバルな料理が楽しめるようになっている。
また、麺からスープまでこだわり抜いたという「博多とんこつラーメン」も今季の注目メニューだ。神奈川県厚木市にある人気ラーメン店「うまか丸」監修による本場博多のとんこつラーメンは、ストレートの細麺に濃厚スープが絡み、寒い時期にはうれしい一品。
食後や休憩のおやつにぴったりのコーヒースタンド「ザ・ビーチ」は、奥渋谷の人気コーヒースタンド「good good not bad」とコラボした淹れたてコーヒーとともに、クレープなどを楽しめるショップ。今シーズンから、近年人気の生ドーナッツがメニューに加わり、フワフワもちもちのドーナッツもあれこれ楽しめるようになった。