7月も半ばを過ぎ、いよいよ登山やキャンプ、アウトドアアクティビティの本格シーズンですね。山地渓流での釣り、フライフィッシングも最盛期を迎えようとしています。
自身のスキルのブラッシュアップを目論み、長野県の志賀高原、雑魚川で開催された1泊2日のフライフィッシング・キャンプ “Anglers Camp Okushiga”に参加して来ました。
■奥志賀高原リゾートと雑魚川の天然イワナ！
フライフィッシング・キャンプの舞台は、長野県山ノ内町、日本有数のスキーリゾートである「志賀高原」を流れる「雑魚川（ざこがわ）」です。ほとんどの支流を禁漁区・種沢としているため、自然に魚たちが繁殖を繰り返します。放流なしの天然イワナのみが釣れるため、多くの渓流釣り愛好者を集めています（管轄は志賀高原漁協）。
その流れは栄村の「秋山郷」で中津川と合流した後、深い渓谷は信濃川へと注ぎ込みますが、上流部は川に沿って車道があるため、入退渓のアプローチが良いのも人気の理由のひとつですね。
そんな雑魚川のイワナは特に特徴的です。鮮やかな橙点が体側に散りばめられ、腹部の橙色も艶やか。華やかで煌びやかな魚体が目を引きます。
今回滞在したのは志賀高原の奥地、標高約1,500mに位置する「奥志賀高原ホテル」です。普段の釣りでは、まるで“夜討ち朝駆け”のごとき忙しないスケジュールを強いられるのですが、今回は釣り場も近く余裕のある行程です。落ち着いた雰囲気のホテル滞在のおかげで、食事やリラックスタイムですっかりリゾートを満喫。のんびりとした時間を過ごすことができました。
奥志賀高原ホテル：https://okushigakogen.com
災害級の猛暑の3連休でしたが、さらりとした高原の風が優しく吹き抜ける渓は、下界の暑さを忘れる癒しのひとときでした。
■爽やかイケメン兄弟！×渋いイケオジ！ 信頼できるフィッシングガイドたち
フライフィッシングという釣り、言葉は知っていても実際に始めるとなると難しいイメージがありますよね。最近では情報も手に入れやすく、手軽に動画も観ることができるようになりました。独学で始めた人も多いかもしれません。しかし、実際に釣り場で教えてもらうことこそ、上達の早道なのは言うまでもないでしょう。
キャンプの講師は、You Tubeチャンネル『SUGISAKA BROTHERS』やその他のメディアにも登場する人気フライフィッシャー、杉坂友大郎・渓亮さんの杉坂ブラザーズです。爽やかなルックス、ソフトな物腰と丁寧なレクチャーで定評がある二人ですが、日本フライフィッシング界のオーソリティーでもある父・杉坂研治さんに鍛えられ、さらにアメリカで磨かれた経験と知識、技術には学ぶところが大いにあります。
フライフィッシングに限らず、釣りにおいて大事なのはコンディションに応じたポイント選びです。今回アテンドしていただいたのは、地元、志賀高原出身のフィッシングガイドの関貴彦さん。志賀高原漁協の組合員でもあります。当然ポイントにも精通しており、人望もあり心強い存在です。現在は奥志賀高原リゾートのガイドとして、フィッシング以外にもトレッキングや登山、スキーガイドなどアウトドアアクティビティを幅広く案内しています。
とにかく3人とも釣りが大好きです。キャンプ中の2日間はガイドに徹していましたが、節々にフライフィッシングへの情熱の一端が垣間見えました。
