長野県北部の「野沢温泉スキー場」は、上信越道・豊田飯山駅から約25分、北陸新幹線・飯山駅から直行バスも運行とアクセス良好のスキー場。ゲレンデトップとなる標高1,650mの毛無山から最長滑走距離10kmものロング滑走が可能で、コース数は43本と日本有数のスケール感を誇る。そんなビッグゲレンデのなかでも、名物と呼ばれる各種コースをたっぷり滑り倒してきた。
■世界最新鋭のゴンドラリフトで山頂を目指す
広大なスキー場には、日影、長坂、柄沢の3エリアからコースインできる。なかでも長坂エリアは世界最新鋭の「新長坂ゴンドラリフト」が架かる人気玄関口。山麓の長坂駅(627m)からやまびこ駅(1,417m)まで一気に上がれ、ガラス張りのゴンドラ搬器から景色を楽しむこともできる。
ゴンドラ山頂から「やまびこ第2フォー」のリフトを乗り継ぐと、山頂付近に広がる「やまびこエリア」に行くことができる。標高がグッと上がるので、スキー場のなかでも雪が軽く、ツリーランも楽しめるパウダーの楽園だ。また、積雪も豊富で5月上旬まで滑走できる。
やまびこエリアはA~Eの5コースがあり、リフト降りてすぐの斜面が「Dコース」。ここから山頂に繋がる「やまびこフォー」乗り場へと滑り降りていく。このリフト山頂が、野沢温泉スキー場の最上部となる毛無山のピークだ。
■「やまびこエリア」はパウダー&地形の宝庫
野沢温泉スキー場は非圧雪のパウダーエリアがあちこちに点在しているが、最も高所に位置する「やまびこエリア」は雪質抜群。5つのコースのほかに、「自己責任特別区域」となっている場所もある。ここではディープハウダーや沢地形なども味わえ、そのままコースに戻れるのでリフト回しで楽しめる。ただし、その名の通り、滑走時の責任は自分にあるということは踏まえておこう。
スキー場が管理する区域であってもポールやロープなどで規制された立入禁止区域は危険がともなうため滑走は絶対NG。また、スキー場区域から外に出た場所は“冬山登山”となり、安全管理などが一切行われていない場所となる。この違いもしっかり認識しておこう。
■ロング滑走も満喫
「やまびこエリア」のパウダーを満喫したので、今度はゲレンデトップから日影エリアのベースに向かってロング滑走を楽しむことに。まず、「新長坂ゴンドラリフト」山頂方面に滑り降りると「上ノ平ゲレンデ」が広がっている。ワイドでなだらかな斜面が2,000mも続くこのコースもスキー場の名物。全体的にビギナー&ファミリー向けの斜面だが、途中にはハーフパイプやスノーパークが設置されている。
「上ノ平ゲレンデ」からそのまま先へに進むと、より幅広な「パラダイスゲレンデ」へと滑り込める。全長1,200mの開放的なコースで眺望も抜群。北信や上越エリアの山並みを眺めながらのびのび滑れるのが心地いい。また、コース沿いに個人経営のレストランがいくつも並んだランチスポットとしても知られている。