10月も終わり11月に入りました。(本州の)ほとんどの渓流では禁漁となりました。しっかりと釣り納めをしたつもりでも、そろそろ釣り欲が抑えきれなくなっている釣り人もいるのでは?
新潟県三条市の山奥にある管理釣り場が「吉ヶ平フィッシングパーク」です。守門(すもん)川の流れをそのまま活かした釣り場は、キャンプ場「吉ヶ平自然体感の郷」と同じく、11月15日迄の営業となっているそうです。
■自然渓流と管理釣り場のいいとこ取り!
信濃川水系魚野川支流・五十嵐川に注ぐ守門川の上流部、山道を奥深く進んだ先、標高約400mの“吉ヶ平”に管理釣り場「吉ヶ平フィッシングパーク」があります。管理釣り場と言っても人工的に整備された流れではなく、緑豊かな自然の渓を堰堤間で区切って設定された釣り場です。訪れたのは10月下旬、まさに紅葉も見頃になろうとしていました。
堰堤で区切られたエリア内には良型の魚たちが泳いでいます。管轄する五十嵐川漁業協同組合が熱心に活動をしており、キャッチ&リリース区間・協力区間を設定して、釣り場環境保全にも積極的な注目のエリアです。
吉ヶ平は炭焼きなどで生計を立てていた集落の跡地で、伊豆守 源 仲綱(みなもとの なかつな)の墓などがあり、歴史の名残を感じさせる場所でもあります。福島県の南会津と繋がる「八十里越」の新潟県側の要衝としての役割も果たしてきました。かつては小学校だった建物が「吉ヶ平山荘」として活用され、釣りやキャンプ、守門岳への登山の拠点となっています。