■もうどうにも止まらない! ショータイム

見事なイワナ。直後、この先でさらに大きな一本を釣っていました

 小雨がぱらつき出したのと、ちょうど退渓地点が先にあったので、僕はこっそりラインからフライを外しました。その先は平水なら流れが強くて上手く流せないのですが、渇水のおかげで、イワナにルアーを見せつけやすい流速になっていました。上流に向かってアップ(ストリーム)でルアーをキャストする小林さんの後ろ姿を眺めます。「まさかとは思うけど……」期待を裏切らず、さらに一本(尺上だけど僕より小さい)イワナを追加。

 しかし今日の小林劇場は止まりません。まさにショータイム(小林さんの本名に由来)です。その10mほど先でもう一本! 遠目にも彼のネットに収まるイワナが、僕の釣ったものより大きいのがわかりました。わずか100mに満たないほどの間で尺イワナが2人合わせて4本も釣れるなんて……。

 釣行約4時間の“接待フィッシング”。これ以上は望めないような釣果だったと思います。帰路の定食屋さんで昼食を食べながら、素晴らしい釣果に興奮冷めやらぬ釣り談義。大いに盛り上がりつつ、仕事の話にも花が咲いたのは言うまでもありません。ちなみに接待交際費で落とすメニューは、相手の注文したメニューより、ちょっとだけ高いものを頼むのが僕流です。