日本海から近く、冬になるとたくさんの雪が積もる新潟県妙高市は、世界的にもまれにみる豪雪地帯。市内にはいくつものスキー場が点在し、シーズン中は極上のパウダースノーを味わえる機会が多い。また、温泉も豊富でスキー・スノーボードとともに、温泉街の観光やご当地グルメまで楽しめる。
■多様性がある妙高エリアの7つの温泉
妙高市のシンボル的な存在が日本百名山の一つに数えられる妙高山。この山麓には、赤倉、新赤倉、池の平、妙高、杉野沢、関、燕による7つの温泉が点在する妙高高原温泉郷が広がり、5つの泉質・効能を楽しめる。また、湯の色が透明から乳白色、赤褐色、黒泥色の3タイプがあり、こうした特徴から妙高高原温泉郷は別名「妙高七五三(なごみ)の湯」とも呼ばれている。
岩風呂や眺望の良い露天風呂など自慢の温泉を用意した宿が多いので、妙高を訪れたなら泊まって癒しを満喫していくのがやっぱりおすすめ。日帰りユーザーでも、日帰り温泉施設のほか、立ち寄り入浴ができる宿で温泉を楽しめる。
また、妙高高原温泉郷は「温泉ソムリエ」発祥の地。温泉の定義や泉質の種類、正しい入浴法、温泉分析書の読み方など、温泉について正しい知識を身につけていることを証明する資格で、妙高エリアには温泉ソムリエがいる宿も多い。温泉にまつわる話や入浴方法のアドバイスなど聞けるので、温泉の楽しみ方が倍増する。
■お得な「Mt.Myoko」を利用しよう
妙高エリアにはスキー場がいくつも点在するが、このうち4スキー場を滑れるリフト券「Mt.Myoko」が用意されている。シーズン中に何度も訪れるなら、このリフト券を活用するのもひとつの手だ。赤倉温泉スキー場、赤倉観光リゾートスキー場、池の平温泉アルペンブリックスキー場、妙高杉ノ原スキー場で利用でき、シーズン中に何度でも使える「スーパーシーズン券」と、1日限定の「リフト1日券」が選べる。
また、Mt Myokoエリア4スキー場(赤倉温泉スキー場・赤倉観光リゾートスキー場・池の平温泉アルペンブリックスキー場・妙高杉ノ原スキー場)とアライマウンテンリゾート、斑尾高原スキー場、タングラムスキーサーカス、Mt Myokoシャトル、ロッテ・斑尾シャトルが3日間乗り放題のチケット“Mt Myoko+プラス”も選べる。
■積雪が豊富な「赤倉温泉スキー場」
妙高エリアのなかでも屈指の積雪を誇るのが「赤倉温泉スキー場」。妙高山の裾野に17本のコースを揃え、初心者ゲレンデからロングコース、たっぷりの雪に覆われた非圧雪エリアまで全レベルが楽しめるコースレイアウトになっている。またエリアで唯一、毎日ナイター営業があり、夜まで滑り込めるのが特徴だ。25-26シーズンは、12月20日から3月16日までナイター営業を予定し、土曜と祝前日はナイター営業の前にコース整備を行ない、早朝のような圧雪バーンを楽しめる。
■「赤倉観光リゾートスキー場」は、ゲレンデ内にホテルが直結!
ゲレンデ内に「赤倉観光ホテル」が建ち、ホテルステイとともにスキー・スノーボードを満喫できるのがここの魅力。中級斜面を主体とした全10本のコースをレイアウトし、標高1,500mの最上部から4kmにわたるロングクルージングを体験できる。山麓から中腹まで赤いゴンドラの「妙高高原スカイケーブル」が架かり、ゲレンデ内を効率的に移動可能だ。また、25-26シーズンはスノーパークがリニューアルされ、ウエーブやバンクなど地形を利用した新しいレイアウトになった。
■ロング&ワイドな「妙高杉ノ原スキー場」
「妙高杉ノ原スキー場」の特徴は、縦長なコースレイアウトによる8.5kmのロング滑走から開放的なワイド斜面、非圧雪のパウダーまでさまざまな滑りを味わえること。三田原ゾーンと杉ノ原ゾーンの2エリアに全17コースが揃い、その80%が初級・中級向けだ。小学生までの子どもは全日リフト券無料、20歳は公式アプリでクーポンを獲得すると平日はリフト無料など、お得なサービスも充実している。また、営業前に雪上車で移動し山頂から滑れるファーストトラックも見逃せない。
■開放的あふれる「池の平温泉アルペンブリックスキー場」
緩やかな斜面から非圧雪のツリーランまでレベルに応じた10コースを完備し、ファミリーからパウダーフリークまで幅広い層が過ごしやすい好環境。全長4kmのクルージングも楽しめ、国内トップクラスのワイドバーンもこのゲレンデの名物だ。スノーパークにはキッカーやヒップ、ロール、ウェーブなどの多種多様なアイテムがあり、好きなラインで楽しめる。また、温泉完備の「ホテルアルペンブリック」や、サウナも楽しめるトレーラーハウスなどの宿泊施設も充実している。