■赤身肉や脂肪の粒が生み出す歯応え
さて、いよいよ中身とご対面だ。ハムは缶とほぼ同じ形状で、その周囲に水が入っている。この水はハムを均一に加熱殺菌するための純水なので、捨ててかまわない。
ハムの表面を見ると、赤身肉の粒や脂肪の粒が不規則に結びついているのがわかる。これが独特の歯応えを生み出すわけだ。
さあ、こいつを丸ごと炭火で焼いてみよう!
■全面を焼いて香ばしさを出す
炭火の熱で熱くなった網にハムをのせると、たちまち肉の焼ける匂いが立ち昇った。肉汁が滴り落ち、ポッと炎が上がるたびに、炭火の香ばしい匂いがハムに加わっていく。
ちなみに、焼き加減はまったくの自由。なぜなら、このハムはすでに加熱調理済みだからだ。ぼくの好みを申せば、両面だけでなく側面までしっかり焼き、全面にほどよく焦げ目を付けたいところだ。
■焼き上がりは、ハムというよりは粗挽きハンバーグのよう
焼き上がりはかくのごとし。
セロリの葉(塩&オリーブオイル漬け)をトッピングして爽やかさを加え、酸味も欲しいので粒マスタードを添えた。こうしてみると、ハムというよりは粗挽きハンバーグのようである。
肉をカットしたら驚いた。断面から肉汁がキラキラ輝きながら溢れ出てきたのだ。このハムはつなぎにゼラチンを使っているし、肉にも脂分が含まれているから、それらが焼くことで溶け出てきたのだろう。
口に含めばジューシーで、旨味を含んだ肉汁がじゅわっと出てくる。塩味はけっこう強めだ。ポーク・ランチョンミートより、豚肉特有の臭みがずっと少ないのもいい。
ショルダーハム缶は、缶詰の手軽さと塊肉の贅沢感を同時に味わえる、なんとも贅沢な缶詰なのでありました!
<今回の製品情報>
明治屋「チューリップ ピクニックショルダーハム 454g」

