焚き火を眺めながら食べる肉料理は最高のご馳走だ。でも、気温の上がる夏場は生肉が傷みやすく、衛生管理がちょいと面倒になる。

 そこでオススメしたいのが、ハムの缶詰。日本でも手に入るデンマークの「チューリップ ピクニックショルダーハム」(以下、ショルダーハム缶)はずっしりと重く、フタを開けるだけで立派なエンターテインメントになる一品だ。

 丸ごと焼けばアニメ「ゆるキャン△」の名台詞、「肉、食うかい?」がリアルに呟けますぞ!

■ランチョンミートと違う粗挽き肉

小型版の国語辞書とほぼ同じ重さ

 畜産大国のデンマークで、100年以上の歴史を誇るのが食品会社のチューリップ・フード・カンパニー。細挽きの豚挽肉をでん粉で固めた「ポーク・ランチョンミート」缶で有名な会社だ。

 このショルダーハム缶は、そのランチョンミートとはひと味違う。 粗挽きの豚挽肉が使われているのである。内容量は454g。すなわち、1ポンドという大迫力。『新明解国語事典』(小型版)と、ほぼ同じ重量がある。

■缶詰め界のエアーズロック

高さ4.7cmのエアーズロック缶

 ショルダーハム缶のサイズは、縦14.5cm、横10cm、高さ(厚さ)は4.7cmある(缶詰博士調べ)。

 ステーキ肉の厚さを例えるときに、「肉のエアーズロック」なんて表現があるけれど、この缶詰もエアーズロックを名乗ってもいいのでは? なにしろ缶の高さが4.7cmもあるのだから、当然、中に入っている肉塊も分厚いわけ。

 開缶前から、期待が高まるではないか!

■オススメの開缶方法

フタはイージーオープン式

 これだけサイズが大きいと、フタを開けるのにはちょいと苦労する。イージーオープン式ではあるが、素材がスチール製で固く(日本の缶詰はフタがアルミ製のものが多い)、切れ目が浅いので、切り離すにはなかなか握力がいるのだ。

 安全に開けるには、まず天板がしっかりしたテーブルの上などにショルダーハム缶を置くこと。

缶本体が動かないよう、固定した状態でフタを開ける

 右利きの場合は、プルタブに右手の指を入れて、左手は本体を上からしっかり押さえつけながら、半分くらいまでフタを引きはがす(図左)。

 その後、缶を180度回し、左手は“フタが開いた側”のフチ部分を上から押さえつけて、残りのフタを開けきる(図右)。

 大事な点は、缶本体が動かないよう、固定した状態でフタを開けていくこと。握力に自信がない人は、缶切りで開けるのもいいと思う。