寒い時期の朝ごはんには、手軽に作れて体が芯から温まるレトルトスープが最適だと思う。さまざまな商品が出回っているなかで、僕の最近のお気に入りは、1960年代から日本の洋食文化を担ってきたエム・シーシー食品から発売されている「世界のスープ食堂」というシリーズ。

 そのおすすめの食べ方と、レトルト食品をより美味しく食べるためのライフハックを紹介しよう。

■韓国を代表する薬膳スープ「サムゲタン」

世界のスープ食堂は全7種類(1品撮り忘れて写っていません)

 世界のスープ食堂は7種類発売されている。今回は、そのなかから韓国の「参鶏湯(サムゲタン)」をチョイスした。

 サムゲタンは、鶏肉に米(あるいは麦)、ナツメ、ニンニクなどを合わせて長時間煮込んだ韓国を代表する薬膳スープ。鶏肉は胃腸を温めてくれるし、ナツメとニンニクも体を温める食材だ。ゆえに、テント泊後の翌朝、寒さに震えるような時間に最適だと思う。

■レトルトをより美味しく食べるための裏技

5分間湯せんしたら“よく振る”べし

 アルコールストーブに火を付けて湯を沸かす。サムゲタンのパッケージには「袋のまま沸騰した湯で5分間湯せんしてください」と書いてあるので、素直に5分間湯せんする。

 ちなみに、レトルト食品をより美味しく食べるための、単純かつ効果的な裏技がある。それは、湯せんが終わったらすぐ開けず、パッケージを持ってよく振ること。湯せんで温まっていても、内容物の脂分と水分が分離していることが多いので、それを混ぜて味を均一にするわけだ。これはスープだけでなく、カレーなども含めたレトルト食品全てに通用する技なので、ぜひ憶えてほしい。

■精気を補ってくれそうな匂い

サムゲタンの中身。赤いナツメがいかにも薬膳っぽい

 サムゲタンを器にあけると、大きくカットされた大根と鶏肉が現れた。とくに大根はパウチの幅いっぱいのサイズがあり、食べ応えがありそうだ。

 とろみが付いたスープにはモチ麦が含まれており、他にも赤いナツメの粒と輪切りになった長ネギが入っている。全体的には香ばしいゴマ油の匂いがしていて、いかにも精気を補ってくれそうな匂いであります。