温かいアルコールとスパイスの組み合わせが血行を促し、気持ちをリラックスさせてくれる「ホットワイン」。寒い夜にホットワインを飲むひとときは、まさに至福の時間なのであります。

 今回は、そんなホットワインのつまみになるおすすめ缶詰4種類をピックアップ。手軽なアレンジ料理からデザートまで、フルコースで揃えてみましたぞ!

■控えめに言っても香りが強烈

大人のプレミアムコンビーフ(トリュフ風味)

 まずスターターとして推したいのが、明治屋「おいしい缶詰」シリーズの「大人のプレミアムコンビーフ(トリュフ風味)」だ。

 トリュフの風味が付いており、香りの強さは控えめに言っても“強烈”。ニンニクに似た硫黄臭やエステル香(シンナーのような匂い)などの刺激的な香りが、フタを開けたとたんに発散する。トリュフ好きにはたまらなく魅力的な缶詰であります。

■ピンチョスとしてバゲットに乗せていただく

好みの野菜と一緒にバゲット乗せで

 また、このコンビーフは肉のほぐし方がとても粗く、1片1片が大きい。一般的なコンビーフは、肉を細かいペースト状にしているので、缶に詰める時には機械のチューブを通して行う。それに対してプレミアムコンビーフは、肉の形状が粗すぎてチューブを通らないので(中で詰まってしまう)、ひと缶ずつ手作業で詰めているというこだわりようだ。

 粗い肉片を噛むと牛肉の旨味が湧き出し、そこにトリュフの刺激的な香りも加わるので、スパイシーなホットワインに合わせても味が負けない。野菜と一緒にバゲットに乗せれば、スペインのおつまみ「ピンチョス」の缶成(完成)だ。

■ケチャップを使って大衆的な味に

缶つまJAPAN・ふらのポークチャップ

 メイン料理としては、国分の「K&K缶つまJAPAN・北海道産ふらのポークチャップ」を選んだ。

「ポークチャップ」はソテーした豚肉をケチャップなどで味付けした、とくに北海道で親しまれている料理。その原型は米国のポークチョップ(Pork Chop)にあるそうで、米国では主に豚の骨付きロース肉が使われる(Chopは叩き切るの意)。それが日本では、より食べやすいように骨なしの豚肉を使い、味付けもケチャップを使った大衆的なものに変化したそうだ(ケチャップ味なのでポーク“チャップ”)。

 北海道産ふらのポークチャップ缶は、北海道上富良野で育てられた「かみふらのポーク」を原料にし、ケチャップも道産トマトから作られる。言わば北海道の旨いものがタッグを組んだ缶詰であります。

■赤ワインを使ったホットワインに合う

豚の脂で表面が輝いている

 かくのごとし。厚くカットされた豚肉をスキレットで温めると、立ち昇ってくるのはスパゲッティ・ナポリタン的な甘い匂いだ。口に運ぶと肉はホロホロと崩れ、脂身は舌の上でトロリ。その肉汁がソースにも溶け出ており、ケチャップ本来の甘酸っぱさの他に、こっくりした旨味がある。その味はとくに赤ワインを使ったホットワインに合うはず。