どうも缶にちは! 缶詰博士の黒川勇人です。
僕はこれまで世界50カ国、1500種類以上の缶詰を食べてきた缶詰大好き人間であります。そのきっかけになったのは、4歳の時にキャンプで食べた五目めしの缶詰でした。
缶ごと湯煎してできあがった五目めしは、缶詰とは思えないほどモチモチの食感。焚き火の煙もスパイスになって、本当にウマかった!
缶詰は調理済みなので、基本的にはそのまま食べられます。でも料理の素材としてとらえてみると、使い道が一気に広がります。常温で持ち運べて、種類も豊富な缶詰はキャンプにうってつけなのです。この連載ではそんな缶詰を使った、誰でも作れるキャンプ料理を「CAN+CAMP」の「”CAN”P料理」として紹介していこうと思います。
記念すべき第1回は、ウィンナーソーセージ缶を使ったホットドッグを取り上げてみましょう。
■湯を沸かすことが美味しく食べるための儀式
ドイツから輸入されるハライコジャパン「ウィンナーソーセージ」は、存在感がすごい。缶の高さが21cmもあって、中にほぼ同サイズのソーセージが4本、湾曲して収まってます。そのままでも食べられるけど、より美味しく食べるためには儀式があります。まず、ポットに湯を沸かすのであります。
ちなみに、後ろに写っているミロのポットは中学時代からの愛用品。表面のコーティングがはがれてボロボロだけど手放せません。
これがフタを開けた様子。画像では分かりにくいけど、ソーセージが水と一緒に収まっている。この水はすべて捨ててもいいし(無添加の水道水なのでキャンプ場では流し場などに流してOK)、山ではスープなどに使いましょう。