みなさん、「防災食」の備蓄はできていますか?

 ミドリ安全.comの調査によると、自宅に防災食を備えている家庭の割合は全体の59%だったそうだ(2025年度 家庭での防災への取り組みや防災食(非常食)の備えについての実態調査)。みなさんのなかにも「用意しないといけないのはわかってるけど……」の段階でとどまっている人がいるかもしれない。

 そこで、今回は“アニメ好き”に刺さりそうな異色の防災食を紹介したい。その名も「特務機関NERV指定 防災糧食」。名作アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボした防災食なのであります。

■アニメ制作会社が企画した非常食

ビーフカレー、牛丼、ビーフシチュー、中華丼、煮込みハンバーグの5食セット

 この商品は、エヴァンゲリオンシリーズなどを制作する株式会社カラーと、防災速報アプリ「特務機関NERV《ネルフ》防災」などの情報配信サービスを手掛けるゲヒルン株式会社が共同で企画したもの。製造は防災食に強みを持つホリカフーズ株式会社であります。

 「エヴァンゲリオンの作中に登場する特務機関NERVが、第3新東京市の防災備蓄品として指定・配備しているーーそんな世界観をリアルに再現したファン必携の防災食」だそうで、箱のデザインもカッコいい。ビーフカレー、牛丼、ビーフシチュー、中華丼、煮込みハンバーグの5つの料理がセットになっていて、容量は各1食分だ。

 なお、各料理にはナンバーが記されていて、始まりの「01」がビーフカレーなのもファンの心をくすぐる。というのも、エヴァンゲリオンの主要キャラクラー・葛城ミサトがカレーを作り、同僚の赤城リツコと主人公・碇シンジにふるまう名シーンを思い出させるからだ(テレビ版第伍話「レイ、心のむこうに」)。

■気になる箱の中身は?

ビーフカレーの箱の中身

 作中では、葛城ミサトが作ったカレーが劇的に不味いというオチがついているのだが、この商品は特務機関NERVが指定したもの(という想定)なので安心していただきたい。ともあれ、01ビーフカレーの箱には以下のものが入っていた。

 

1,白ごはん(容量200g、トレー付きアルミパウチ入り)

2,ビーフカレー(容量180g、アルミパウチ入り)

3,スプーン

4,おしぼり

5,発熱溶液と加熱袋(ジップロックのような袋)

6,発熱剤

7,マニュアル(英語)

■発熱剤付きで温かいごはんが食べられる

加熱袋に発熱剤と各パウチを入れて発熱溶剤を注ぐ。すぐに発熱が始まる

 付属している発熱溶液と加熱袋、発熱剤のセットは、一般的に「ヒートパック」と呼ばれている。化学反応による熱を利用して食品を温めることができる仕組みで、自衛隊の戦闘糧食にも採用されている。もし災害が起こった際に、ガスや電気が止まって熱源が確保できない状況でも温かい料理が食べられるわけだ。

 ヒートパックの使い方はマニュアルに英語で記されている。「日本人以外も使えるように」という配慮だと思うけど、箱のほうに日本語のマニュアルが印刷されていてホッとした。図解も入っていてわかりやすい。