少し前のことだが、お笑いタレントの宮川大輔さんとコンビーフについて話をしたことがある。巻き取り鍵でクルクル開けるコンビーフ缶が、簡単に開けられる新型の容器に変わり始めた頃のことだ。

 「子どもの頃、あの鍵を捨てられずに取っておいたっけ」とぼく。

 「コンビーフにしか使えへんけどね。でも、ぼくも好きやったな」と宮川さん。

 あの“クルクル開け”には、なぜか心が躍る。

 またやってみたい……。

 そんな人に朗報です。川商フーズが3月に発売した「ノザキ  ポークうす塩味340g」は、なんと巻き取り鍵式なのであります!

■海外では今も現役

缶底に忍ばせてある巻き取り鍵

 日本で巻き取り鍵式のコンビーフが姿を消した主な理由は、その缶型を製造する設備が老朽化したからだ。しかし、海外では今も製造が続けられており、ブラジル産のコンビーフ缶やフランス産のフォアグラ缶、デンマーク産のポークランチョンミート缶など、主に肉類の缶詰で使われている。このノザキのポーク缶も、国産ではなくデンマーク産なのであります。

■金属を切り開く快感

懐かしのクルクル開け!

 ということで早速、クルクル開けを開始! 

 缶底に溶接された巻き取り鍵を「パキリ」と折り取り、側面に付いている突起を鍵穴に差し込んで、クルクル、クルクル……。頑丈な金属が、指先の力だけで切り開かれていくという快感。隙間から徐々に姿を現すピンク色の肉塊。その妙な色気。

 どうです、あなたもやってみたくなったでしょう?

■最後に味わえる達成感

切り口が鋭いのでケガに注意

 クルクルと全周を切り開いたら、最後に缶底をつかんで肉塊から「ズポッ」と外してやる。このときに味わえるささやかな達成感が良い。ひと仕事やり遂げたような、「オレ、いい仕事したな!」というか、そういう達成感が味わえるのだ。

 ちなみに、開口部の切り口はそれなりに鋭いので、中身を取り出すときにはなるべく触らないようにし、ケガをしないよう気を付けよう。