内臓好きの僕は、焼き鳥屋に行ったらまず、そっち系をオーダーする。モモ肉などの普通の肉も好きだけど、それよりもハツや肝を食べたい。たとえキモいと言われても(肝だけに)、気にしない。美味しければお代わりするくらい好きなので、一応は心の中で「自分ばかりこんなに食べてしまって、他の人に悪いなー」と思っていた。

 ところが、食肉市場では鶏の内臓がダブついているらしい。しかも、余った分は廃棄されるというから驚いた。僕のような内臓好きはいるものの、モモ肉やムネ肉などの人気部位に比べれば、内臓の需要はずっと少ないそうだ。それに肝(レバー)の場合は、1羽をほふれば必ず2個取れる。ゆえに供給が需要を上回ってしまう。たとえ人気のあるブランド鶏でも、その状況は変わらないという。

 そこで、信州のブランド鶏「福味鶏(ふくみどり)」のレバーとハツを廃棄させずに活用しようと生まれた缶詰が、ICS-netの「福味鶏ふくふくレバー」シリーズであります。

■ハツも入っているのが嬉しい

ふくふくレバー缶は全6種

 ふくふくレバー缶詰は、今年2月に発売された新商品だ。その味付けは6種類あって、「ご褒美パテ」「おとなの焼肉味」「至福のアヒージョ」「旨辛ッヤンニョム」「贅沢ネギ塩」「生姜香る時雨煮」と多彩。最初の発売段階で、これほど味付けが豊富なのは珍しい。

 ちなみに、レバー缶といっても中身はレバーだけでなく、ハツ(心臓)も入っている。レバーだけでは食感が単調になりがちだから、嬉しい配慮である。