■しっかり甘いスイーツが欲しい時のお助け缶

カップケーキの缶詰。右はメープル風味を取り出したところ

 食後のコーヒーとともに味わいたいのは、しっかりと甘いスイーツである。「甘さ控えめ」などという軟弱なスイーツは、冬の焚き火の前ではなんの魅力もないのであります。

 トーヨーフーズから出ている「どこでもスイーツ缶カップケーキ」は、本格的なカップケーキが入った驚くべき缶詰だ。焼いたケーキを缶に詰めたわけじゃなくて、ケーキの生地(生)を缶に入れ、フタをしてから缶ごと加熱して焼き上げている。加熱調理後は一度も空気に触れていないから、いわば焼きたての風味が閉じ込められている。

缶詰とは思えない本格的カップケーキ

 ケーキは紙カップに収まっているので、カップを持てば手づかみで食べられる。ちょっと行儀が悪いけど、このケーキは元々、そのように造られている。というのも、本来は防災備蓄食として開発されているのだ。食器がなくても食べられるようにという配慮であります。

 缶詰は食材のひとつとして捉えると、俄然、使い道が拡がってくる。それぞれが好きな缶詰を持ち寄って、焚き火を囲んで料理比べをするのも面白いものですぞ。

<前編もおさらい>

【今回の缶詰情報1】
伊藤食品「美味しいトマト&ビーンズ食塩不使用」
¥3,219(12缶セット)/ 235g

【今回の缶詰情報2】
トーヨーフーズ「どこでもスイーツ缶カップケーキ」
¥270/チョコ風味とメープル風味は50g、フルーツMIXは55g