■道具の疑問も買い物ついでに解決!

展示販売の様子。ロッドはラインを通して自由に試し振りできるので物欲がムクムクと……

 杉坂ブラザーズは、父親であるフライフィッシャー、杉坂研治さんと「K.Bullet」(https://k-bullet.com)というフライフィッシングブランドを運営しており、愛知県岡崎市に「World Wide Anglers」というフライフィッシング専門店を構えています。

 キャンプ終了後は、商品の展示販売のイベントが開催されました。

 フライフィッシングにどっぷりとハマっているユーザーはもちろん、これから本格的に始めたいビギナーにとって、どうしても必要なのが数々の道具類です。会場では商品開発している本人たちに質問してアドバイスをもらえるのが嬉しいです。

 ちなみにオンライン・ストア「KEN-CUBE」(https://kencube.net)によるネット販売も充実しています。実績ある老舗ブランドの取り扱いに加えて、価格を抑えつつも機能性に優れたロッドやリールを始め、ライン等の消耗品類。レトロテイストを感じさせる小粋でお洒落なオリジナル商品が揃っています。まさにフライフィッシング用品のセレクトショップですね。マテリアル(フライの素材)やネットなどの個体差があるアイテムは、現物の写真入りで載っているのがありがたく、実は僕もユーザーの一人です。

 試し降り用のロッドも数多く並べられており、実際にラインを通して振り比べることができました。キャンプ参加者だけでなく、これを目的にやって来た人もいたほどの人気でした。筆者もまた欲しいロッドが増えてしまいました。これもフライフィッシング(にも限らないですが)の楽しみですね。

 遊漁券もあるし、午後は再び釣りに向かう人が多いのではと思っていましたが、釣りには向かわずに道具を手に取りながらの歓談のひとときを楽しんでいました。

奥志賀高原ホテル前で集合写真! 楽しそうでしょ?

 雑魚川でのフライフィッシング・キャンプはこれで終了ですが、この後も場所を変えて様々なフィールドで開催予定だそうです。

 狭い日本の渓流フィールド、特にアプローチが良い場所で、“魚が釣れる”釣り場は限られています。気持ちよく釣りをするためには、“川での楽しみをシェアする”マインドが求められるのでないでしょうか。「自分だけ釣れればいい」という考え方の一歩先、そこに明るい釣り場の未来があるような気がしました。