■待望の雨に張り切って出かけてみると
ようやく雨が降りました。断続的にですが、しとしとと2日間ほど合計で10mm足らず。これで少しは魚たちの活性が上がっていることに期待し、迫る禁漁に急かされるように、前回と同じ場所へ赴きました。
朝になっても雨が優しく降り続いています。雰囲気はいいのですが、水量的には全く増えた感じがありません。夏の間まとまった雨がほとんど降っていなかったので、降った雨は周囲の山肌にすっかり吸い込まれてしまったかのようです。
目ぼしいポイントを2箇所終えた時点でアタリすらありません。普段はそれほど見ない釣り人の姿ですが、この日はそこかしこで見かけました。挨拶を交わして様子を聞くと、皆首を捻っています。見落としそうな場所を執拗に探っていると、どうにか魚がかかりました。サイズ以上に運動量が多いので違和感を覚えました。ジャンプした瞬間、「ニジマスだ!」。無事にネットに収まった魚は、養鱒場育ちのニジマスでした。おそらく夏の放流で放されたものでしょう。さらに前回(キャッチできなかったものの)高反応だったポイントへ向かいましたが、やはり先行者がいます。戻ってきたところ釣果を尋ねてみると、全く魚の反応がなく途中でやめたそう。
長野県内の渓流の禁漁まで、残り一週間です。もう雨は期待できそうにありません。果たして次はスキップして帰る事ができるのでしょうか……。