■“コミ力”が決め手! 釣り具屋で情報収集
行きつけの釣り具屋で尋ねてみるのはかなり有効だ。さらに現地で馴染みの店ができれば鬼に金棒だ! 最初は勇気がいるが、遊漁券や足りない用品、生餌を買いがてら、聞いてみよう。
コミニュケーション能力がものを言う少々ハードルが高い方法だが、うまくいけば川の様子も含めて具体的で鮮度の高い情報が手に入るはずだ。
■読図と勘で勝負! 経験値アップすれば一番の方法!?
地図(地形図)を読み解き、期待と不安を抱えながら、初めての川で竿を出すドキドキ・ワクワク感は最高! 予想通り、はたまた想定以上の釣り場を見つけたときの喜びはひとしおだ。
渓流釣りを始めたばかりだと難しいが、大事なのは川の流れだけではなく、地図上で周辺の様子を注意深く見て想像すること。自然への理解力も重要な要素になる。ただし、渓相が抜群に良くても日本は温泉大国。山間部などでは、温泉成分が強すぎて魚が生息できない流れもある。そんなときは近くの他の川に転進するか、潔く温泉療養に切り替えるのもあり! きっとそばにいい温泉があるに違いない。それも含めて釣りの楽しみだ。
ちなみに釣れる・釣れないは、タイミングと釣り人の腕前次第。さらに“いいポイントは秘密にしておきたい”釣り人特有の心理も働く。「魚がいない川」の真実は、自分が(幾度も)足を運んで確かめるしかない……。
これから初夏に向かうにつれ、水温も程よくなり、餌となる水生昆虫・陸生昆虫の活動も盛んになっていく。同時に渓流魚たちの動きも良くなっていき、渓流釣りに最適なシーズンの始まりだ。くれぐれも環境に配慮して未来まで魚が釣れる川を残したい。皆さん、いい釣りを!