■端材を活用して低価格を実現

高木商店の本まぐろ水煮

 〆のメニューは魚を食べたくて、高木商店の「本まぐろ水煮」を用意した。マグロ類では最高峰の本マグロ(クロマグロ)を使っているけど、1缶90g入りで497円(税込)と、価格はそれほど高くない。というのも、本マグロを刺身用にさばいた時に出る端材(切り身)を活用しているからだ。

切り身は生の状態で缶に入れるため、加熱時に身から出てくる旨味はそのまま缶内に残っている。なので、本マグロの持っている脂の甘み、赤身の酸味などがダイレクトに味わえる。まことに旨い缶詰であります。

■パンケーキと魚の組み合わせも良し

トマトや玉ねぎと一緒にパンケーキに乗せる

 そんな本まぐろ水煮缶を具にして、北欧風パンケーキを作ってみた。

 パンケーキに魚を合わせたのは初めてだったけど、思ったよりも相性が良かった。牛乳やバターに含まれている動物性脂肪が、魚の臭いを和らげてくれるのであります。

 ちなみに、缶に残った汁はそのまま飲んだ。やや塩気が強いけど、マグロの旨味がたっぷり入ったスープのようだった。

■名産品の黒糖を使った和スイーツ缶詰

栗と黒糖やわらか寄せ。和スイーツの缶詰だ

 デザートに選んだのは、黒潮町缶詰製作所の「栗と黒糖のやわらか寄せ」だ。今どきは、こうした和スイーツも缶詰で出ているのだ!

 高知県の南西部にある黒潮町は、伝統的にサトウキビ栽培を行っており、その絞り汁を使った黒糖が名産品のひとつになっている。その黒糖をこしあんに加えて、栗の甘露煮をゆる〜く包んだ缶詰であります。

■ホットワインの甘さに寄り添う

栗の甘露煮が2つ入っている

 この和スイーツ缶は、何といっても黒糖の甘みが良い。200年前から変わらないという薪を使った釜炊きで煮詰められており、深いコクと香ばしさ、それに透明感のある甘みがある。ホットワインの甘さを邪魔せず、そっと寄り添うような優しい味なのだ。

 ホットワインは材料さえあれば手軽に作れるし、それでいて非日常的な雰囲気が味わえる。そんな飲み物のお供には、今回チョイスしたような“ごちそう感”のある缶詰が合うと思うのだ。

 

〈今回の缶詰情報〉

明治屋「おいしい缶詰・大人のプレミアムコンビーフ(トリュフ風味)85g」

国分北海道「K&K缶つまJAPAN・北海道産ふらのポークチャップ75g」

高木商店「本まぐろ水煮90g」

黒潮町缶詰製作所「栗と黒糖のやわらか寄せ95g」