■海外からも注目されている斑尾高原スキー場

インフォメーションセンター下の「パラダイスコース」。圧雪バーンを選ぶか、非圧雪斜面で新雪滑走を楽しむか

 まずオープンしたのは第1リフトから滑り込める初・中級向けのコースで、決して広くはない滑走可能エリアですが、積もったばかりの新雪の浮遊感に雄叫びを上げながら滑る人もいれば、丁寧に圧雪された斜面に颯爽とターンを刻む人、雪のない地域から訪れたゲストたちは真剣な面持ちで……。思い思いに夢中になって滑っていました。午前中は乗車できるリフトが1本だったこともあり、何本か滑っているうちに何となくお互いを認識して、搬器の上では自然と会話が弾みました。

 妙高や野沢温泉志賀高原と規模の大きなスキー場に囲まれるような立地の斑尾高原スキー場。規模としてはそれほど大きくはないですが、ある特徴があります。それは通常の圧雪コースに加えて、森や沢などの地形を活かした非圧雪コースを積極的にオープンしている点です。これが海外のゲストたちからも注目を集め、毎年訪れるようなリピーターも年々増えているようです。主観ですが、今朝のリフト待ちでは半数以上が外国人のようでした。見た目ではわかりにくいですが、いざ声をかけてみるとアジア圏から訪れている人の割合も高かったです。空港からも遠い長野県北部のスキー場にこれほど多く海外からのゲストたちが来てくれることに時代の流れと将来への大きな可能性を感じます。今後の積雪状況にもよりますが、滑走可能エリアを順次増やしていくそうです。

斑尾高原スキー場

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