4月からは春スキーのシーズン。パウダー狙いのような寒さや時間に追われることなく、ぽかぽか陽気のなかでのんびりとしたスキーが楽しめる。

 ゆっくりするなら温泉宿泊とセットで楽しみたい。札幌近郊の「定山渓(じょうざんけい)温泉」は大型温泉ホテルが建ち並ぶ一大温泉地だ。インバウンドの観光客増加で料金も高くなってきているが、この時期は観光客が減る時期なので予約も取りやすく、料金も比較的リーズナブル。近くの「札幌国際スキー場」や「中山峠スキー場」はゴールデンウィークまで営業しているので、セットで楽しむことができる。

■豊平川沿いに広がる定山渓温泉街と春スキー

豊富な湯量を誇る定山渓温泉は宿の数も多い

 札幌市内から約26km、車で1時間かからない距離にある定山渓温泉は札幌の奥座敷とも呼ばれ、古くから親しまれる温泉地。大きな温泉ホテルが建ち並ぶが、湯量が豊富なのでどのホテルもお風呂は充実している。地元よりも、観光客で賑わいを見せる場所で、近年宿泊料金も値上りしてきた。

 しかし、観光のハイシーズンを外せば、比較的リーズナブルな料金で宿泊することもできる。特に今の時期、4月は狙い目だ。観光客が少なめな狭間の時期の魅力はまだある。ゴールデンウィークまで営業するスキー場と合わせて楽しむことができるのだ!

 春スキーの魅力は落ち着いてゆったり滑りを楽しめるところ。とくに寒さやパウダー競争に疲れている人にはおすすめだ。また、滑走技術の上達にも春のゲレンデはちょうど良い。

 朝イチの硬いバーンや、緩んだ後の重い雪。さらには深く大きくなるコブ斜面など、ゲレンデであっても変化していく雪を楽しみながら上達できる。定山渓温泉からアクセスしやすいスキー場は札幌国際スキー場と中山峠スキー場の2つ。それぞれの特徴と魅力を簡単にお伝えしよう。