冬真っ盛り、暖房の効いた家の中で過ごすインドア派もいれば、寒空の下でアクティブに活動するアウトドア派と分かれそうですね。
冬のアクティビティの代表格といえばスキーやスノーボード。なかでも降ったばかりの新雪の滑走を楽しむにはベストシーズンとなっています。毎週のように“今季最強寒波”が訪れており、まとまった降雪が続いています。降り積もったパウダースノー滑走を目当てに岐阜県北部、飛騨地方の「ひだ流葉(ながれは)スキー場」へと向かいました。
■飛騨の隠れ家的スキーリゾート
流葉は知らないとなかなか読めない名前ですが、標高1,422mの流葉山の南側に設けられた、チェアリフト6本、コース数13本の中規模スキー場です。場所柄、岐阜県内のみならず富山県からのスキーヤー、スノーボーダーも多く訪れます。
公式HPで「飛騨の隠れ家的スキーリゾート」と謳うだけあって、リフト待ちもほとんどないような静かな場所。しかし近隣のパウダーフリークたちからは、一目置かれているスキー場です。その理由はズバリ、パウダースノー! まとまった降雪があると、平日、休日に関係なくパウダー目当ての滑り手たちがこぞって集まります。ちなみに毎週金曜日はリフト一日券が大人1,500円、子ども1,000円という驚愕のプライスも嬉しいですね。
■2部構成のゲレンデ、まずは下のゲレンデで足慣らし
1月の平日、前夜からしんしんと雪が降り続いていました。センターハウス「M-Plaza」の前に広がる第1ゲレンデにはふわふわとした新雪が積もっています。まずは第1クワッドリフトに乗って「ジャイアントコース」へと向かいました。すでに何本も滑った跡が付いていましたが、まだまだノートラックのラインは残っています。非圧雪の急斜面、厚みのあるパウダースノーを踏み締めて弾むように滑り降りました。
その先もコースの左右には非圧雪のバンクがまだいくらでも残っており、中央部の圧雪されたバーンでターンを刻んだり、脇に残ったパウダーの感触を楽しんだりしながら滑り続け、最後は第2ゲレンデを横切るようにして再び第1クワッドリフト乗り場を目指します。
朝イチからのエキサイティングな滑走にすでに脚がパンパンになっていますが、今回のメインディッシュは「山頂(国設)ゲレンデ」です。ここの営業はワンテンポ遅れて開始するので、様子を見て上がるのがいいでしょう。