最強そして最長寒波がようやく抜けようとしています。長く続く大雪のなか、各地のスキー場は大いに賑わっているようです。とくにパウダースノー目当てのスキーヤー、スノーボーダーにとっては充実したシーズンとなっているのではないでしょうか。

■パウダー滑走の穴場「ムイカスノーリゾート」

まとまった降雪後、スキー場上部は全面パウダーの様相に

 新潟県南魚沼市にある「ムイカスノーリゾート」は、広くなだらかなコースが多く、ファミリーやビギナー層に人気のスキー場です。しかし、魅力はそれだけではありません。忘れてならないのは湯沢・石打エリアでもっとも山間部に位置する豪雪地であるということ。ひとたび寒波が訪れればパウダースノーを存分に堪能することができます。

ほぼ貸し切り状態で、滑り尽くせないほどのパウダースノーを満喫

 ゲレンデ最上部にアクセスする第3ペアリフトから10〜15分程度ハイクアップすれば、最大斜度33度の自己責任エリア「オフピステフィールド」を自由自在に滑ることができます。地形もバリエーションに富んでいて、ボウル状のオープンバーンやツリーの間を滑ったり、ライン取り次第ではエキスパートでも十分に満足できます。ことパウダースノーに関しては穴場的で、競争率が低いのも特筆すべきところでしょう。

ムイカスノーリゾート

■整備されたゲレンデから飛び出して「管理区域外申請山岳コース」へ!

チケットカウンターで「管理区域外申請山岳コース」の申請書を記入

 このスキー場には、さらに特別なコースがあるのは意外と知られていないかもしれません。スキー場の最上部、標高748mの桝形山の山頂付近から麓まで続く「管理区域外申請山岳コース」が設定されているのです。手軽なアクセスながら、そこは山スキーの世界が広がっています。

 利用するにはゲレンデベースにある「むいか温泉ホテル」の正面入り口横のチケットカウンターで申請をします。初めての人は詳しくコースの概要を聞いておくといいでしょう。デポジットの1,000円を預けて腕章を受け取ったら出発です。くれぐれも下山後に腕章を返却するのを忘れずに。