長野県の志賀高原マウンテンリゾートといえば、極上のパウダースノーと18スキー場が点在する圧倒的なスケール。世界に誇る日本最大級のリゾートは、とても1日では滑り切れないほど広大です。とりわけ、エリア内で最も標高の高い場所にある横手山・渋峠スキー場の雪質は格別。隣接する熊の湯スキー場と合わせて、志賀高原のパウダースノーをたっぷり味わってきました。
■まずは、横手山・渋峠スキー場からコースイン！
都内から車で上信越道を進み、信州中野ICで降りたら国道292号線で志賀高原を目指します。蓮池の分岐を曲がらずに、そのまま進むと横手山・渋峠スキー場、熊の湯スキー場があるエリアとなります。訪れた日はラッキーなことに雲もない晴天。眺望を期待し、横手山・渋峠スキー場のリフトに乗車しました。3本のリフトを乗り継いで山頂を目指すと、周囲の景色は樹氷の森が広がる山岳風景に。「わぁキレイ！」と滑り出す前からテンションが上がります。
■大展望＆樹氷＆パウダーが揃った別天地
横手山・渋峠スキー場は日本で一番高い場所にあるスキー場。ゲレンデトップは標高2,307ｍにもなります。山頂駅舎には「2307満天ビューテラス」の展望スポットがあり、志賀高原のシンボル的な笠ヶ岳、山麓には湯田中温泉の街並み、その向こうに横たわる北アルプスまで一望できます。北信五岳として知られる妙高山、斑尾山、黒姫山飯縄山、戸隠山の5つの山も全部見え、北志賀方面には雲海、南側には浅間山の向こうに富士山の姿も。感動モノの冬景色はただただ「美しい」と見とれてしまう壮大さです。
■渋峠エリアでサラサラパウダーを満喫
さて、絶景をたっぷり楽しんだらいよいよ滑走。山頂から樹氷の迂回路を抜けて横手山の裏手に回り、渋峠エリアを滑ります。パウダーの宝庫として人気のこのエリアは、滑りやすい中斜面にサラサラの雪が積もった最高のコンディション。すっきり晴れた青空の下、樹氷の森がキラキラと日差しに輝き、滑っていてとても気持ちいい。山麓は長野県と群馬県の境目に当たり、県境をまたいで「渋峠ホテル」が建っています。写真に収めておきたい珍しいフォトスポットです。渋峠を数本滑ったら横手山方面に戻り、山麓までのロングクルージングを楽しみます。
