今年の10月4日、経営難により運営会社が営業を断念する意向を発表し、大きな話題となった「Mt.乗鞍スノーリゾート」。しかし嬉しいことに、地元有志や全国各地のファンの方々の支えにより、晴れて今季の営業が決定したそうです! ならば、滑りに行くしかない!
ということでつい先日、シーズンインしたばかりのMt.乗鞍スノーリゾートへ初滑りに行って来ました。現地レポートを通して、今季の営業状況や気になる雪質など、最新情報をお届けします。
■Mt.乗鞍スノーリゾートの今シーズンの営業状況は?
「もうすぐ強い寒気が来るらしい」。そんな情報が耳に入れば、どこかのゲレンデへ向かいたくなるのが滑り手の性というもの。かくいう私もそのひとりで、クリスマス前の寒波到来の知らせを受け、スキー板とブーツを積み込み意気揚々と車を走らせました。目指すは北アルプス南端の山、乗鞍岳の中腹にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」。一時は営業中止の危機に瀕したものの、今季も無事にオープンが決まったということで、初滑りはこのゲレンデに決めました。
私が滑ったのは、シーズンイン2日目。プレシーズン期間ということでリフトは1本しか動いていない状態でしたが、足慣らしには充分。寒気が連れて来てくれたドライな雪は、緩斜面でもスムーズに板を走らせてくれました。圧雪されたバーンの両脇にある非圧雪のゾーンに少しはみ出しても、板を取られずスイスイと進むことができるほど。これもまた、乾いた雪質ならではの特徴でしょう。
やまびこリフトの上からゲレンデ内を見渡すと、キッズや若者が多い見られました。それもそのはず、なんとMt.乗鞍スノーリゾートは今シーズン、18歳以下のリフト券が無料というスペシャルなサービスが始まっているのです! 学生はもちろん、子連れのパパママスキーヤー&スノーボーダーにとってはこのうえないサービスですよね。
ちなみに今シーズンの注目トピックスとしては、レストランやまぼうしで、新メニューのかけうどんが始まったこと。私自身、これまで様々なゲレンデへ足を運び、様々なゲレ食にトライしてきましたが、かけうどんを食べたのは初めてででした。Mt.乗鞍スノーリゾートは山麓でも1,500mあり基本的に寒いため、身体を芯から温めてくれるかけうどんは本当にありがたい存在。何杯でもいけるくらいさっぱりした味わいなので、滑る→かけうどん→滑る→かけうどん……という具合に、寒くなったらかけうどんで熱量をチャージするのもよいかも!?
滑り終わったあとはもちろん、極上の温泉も待っています。