北海道、大雪山系にある黒岳スキー場は、一般的な(ゲレンデ)スキー場とは立地条件が異なる、一風変わったスキー場だ。通常であれば過酷な冬山登山をしなければならないような山の上にある。その中をチェアリフトに乗って圧雪整備されたゲレンデを滑ることができる。雄大なロケーションを安心して存分に楽しんでほしい。
■天然雪100%のゲレンデ「黒岳スキー場」がオープン
大雪山系には旭岳ロープウェイと黒岳ロープウェイ、2つのスキー場がある。両方とも優れた雪質を誇るスキー場として有名だが、シーズン初めのオープン時期は例年黒岳スキー場のほうが早い。日本国内では天然雪で滑れるスキー場として、最も早くオープンすることでよくニュースにもなるが、今シーズンのオープンは12月8日。例年より大分遅いオープンだったが、待ちに待った営業を開始した。
■ロープウェイで一気に登った先に待つ! 粉雪ゲレンデ
層雲峡温泉街からロープウェイで標高1,300mの5合目まで一気に上がる。その先にある夏の観光リフトが冬のスキーリフトとなり、リフトトップである7合目から滑走できる。スキーコースはリフト沿いとリフト下にあり、しっかりと整備がされており、一般スキーヤー向けの快適なゲレンデだ。
■雪質は北海道随一! 極上のパウダーゲレンデ
この黒岳スキー場の特筆すべき点はなんと言っても極上の雪質だろう。低い気温とサラサラで豊富な積雪。雪質が良いと言われる北海道の中でも別格だ。そんなパウダースノーが圧雪整備されたゲレンデ、というのもまた面白い。「圧雪バーンだけどパウダーを滑っているように柔らかい」そんな特殊なゲレンデコンディションを滑ることも夢ではない。