スノーシーズン真っ只中の志賀高原。日本でも最高峰の標高の高さは、美しい雪景色に出会える場所です。スキー・スノーボードを楽しんでいる人の多くは、ここに良質な雪を求めて訪れていることでしょう。でも、実は志賀高原は滑るだけではない魅力が溢れているエリアです。その中でも「ここは行ってほしい!」というスポットを紹介します。
■志賀高原は国内最大のスノーリゾートだ!
志賀高原といえば「とにかく広い」というイメージを持っている人が多いでしょう。その広さはなんと425haと言われており、東京ドーム90個分がすっぽり入ってしまうほど。そのエリアの中に、18のスキー場が隣接し、神秘的な池や沼に加え、8つの温泉が湧いています。スキー場に向かう道路を走っていると、温泉の噴気が上がっているのが確認できる場所もありました。
標高は1,300mから2,300mと高く、気温が低いため、雪質は良好です。1998年に長野オリンピックの会場となったため、オリンピック道路(国道292号)が整備され、標高が高い場所にも関わらず、アクセスしやすいです。早朝や夕方はトンネルの出入り口などで路面凍結が起こる可能性があるので、自家用車でアクセスする際は注意しましょう。
■自然が織りなす絶景を見逃すな
「志賀高原らしい」という景色なら、やはり標高の高いエリアで見る「霧氷」や「樹氷」呼ばれる、樹木が雪や氷をまとった姿が見られることでしょう。天気や気温によりますが、標高2,000mを超えるエリアでは見られる確率が高くなります。この日は横手山山頂付近で、巨大なスノーモンスターのような樹氷を見ることができました。
横手山・渋峠スキー場の山頂には「横手山 満天ビューテラス」という展望台から、志賀高原の全貌を眺めることができます。天気が良ければ笠ヶ岳の山頂も見えますが、すぐ雲にかかってしまうことが多いので朝イチを狙いましょう。
奥志賀高原スキー場のゴンドラ降り場には、豊富な雪を使ったスノーモニュメントがお出迎え。「奥志賀高原に行ってきたよ!」が一目でわかる写真が撮れます。フォトスタンドが設置されているので、「K」と「I」に入って、セルフタイマーで写真を撮りましょう。
中央エリアで外せないのは「志賀高原 山の駅 リゾートセンター」です。旧ロープウェイ乗り場を改修して、志賀高原の中央でハブ的な役割を果たしています。かつては大活躍していた「志賀高原ロープウェイ 蓮池駅」が当時の姿のまま保存されています。駅からの景観を眺めることも、展示されているロープウェイに乗って当時の雰囲気を味わうのも良いでしょう。