2024-25シーズンの幕開けとともに、越後湯沢エリアのスキー場が続々と営業を開始しています。「湯沢高原スキー場」のオープン翌日となった12月15日は朝から青空が広がり、一面に広がる真っ白な新雪が訪れる人々を出迎えてくれました。
新雪に覆われたゲレンデでは、ロープウェー山頂駅から延びる4つのコースがオープン。パウダースノーを求めて訪れた海外からのスキーヤーや、家族連れの笑顔があふれています。標高1,000mからの絶景とともに、スノーシーズン序盤の魅力を女子2人旅でレポートします。
■待望のオープン! 極上パウダーで滑り初め
湯沢高原スキー場へのアプローチは、世界最大級を誇る166人乗りロープウェーから始まります。オープン翌日とあって混雑も少なく、広々とした車内から雪化粧した山々の絶景を7分間たっぷりと楽しめました。
この日は前夜からの降雪で、くるぶしほどの深さでパウダースノーが積もっていました。越後湯沢ならではの適度な水分を含んだクリーミーな雪質は、シーズン初滑りのボードにも優しく、ターンの感覚を思い出すのにぴったり。
オープンしている4コースは、初級から上級まで揃い、特に上級コースはシャープな斜面でスピードを楽しめる本格派。一方、なだらかな初級コースは、冬の訪れとともに滑りはじめる人たちで賑わっていました(21日より全面滑走可能に拡大予定)。
ゲレンデは混雑も少なく、思い思いのペースで滑走を楽しめました。最大の魅力は、間違いなく山頂からの絶景でしょう。越後三山、魚沼連峰、谷川連峰の山々が一望でき、眼下には雪景色に包まれた湯沢の街並みから塩沢・六日町まで広がる越後平野を見渡すことができます。
■フォトジェニック&冬グルメで女子旅満喫
フォトスポット探しなら、まずはロープウェー山頂駅を降りてすぐの右手にある雪のテラスへ。湯沢の街並みを見下ろす絶景ポイントで、運が良ければロープウェーと雪景色のコラボレーション写真も撮影できます。
ゲレンデを疾走する圧雪車との1枚も、スキー場ならではの思い出に。中でも最も見晴らしの良いのは山頂リフト降り場で、晴天に恵まれたこの日は、パノラマビューを存分に楽しむことができました。SNSを意識した外国人観光客向けの企画として、越後湯沢限定のキティちゃんとの撮影スポットも用意されています。
ロープウェー乗り場に併設された「kumo cafe」は、木のぬくもりが感じられるおしゃれな空間。新潟の特産品を使用したメニューが豊富で、寒い日にぴったりの雪下人参スープや黒崎茶豆ポタージュなど、体の芯まで温まりそうです。
この日私たちが選んだのは、ホットカフェラテ(税込550円)と「雪の上のふわふわシュー(税込700円)」。新潟県産ヨーグルトと“ル レクチエ”のフレーバーが織りなす上品な味わいに思わずため息が。友人は湯沢高原ブレンドのホットコーヒー(税込500円)と「雲の上のワッフル(税込500円)」を注文。新潟県産米粉を使用したモチモチ食感のワッフルは、まさに雲の上にいるような幸せな気分に。せっかくの晴天日和なので、テラス席で真っ白な雪景色を眺めながらの贅沢なカフェタイムとなりました。
帰り際には、チケット売り場横の「湯沢マルシェ」で、テレビでも紹介された話題の「越後おこめプリン」をお土産に。地元の米農家が作る、お米のモチモチ感を活かしたプリンは、プレーンと笹団子味の2種類。ちなみに笹団子はこの地域の銘菓として知られており、越後湯沢駅や温泉街でも作りたてを購入できる人気のお土産です。