この冬は例年稀に見るほど雪が多く、春スキー・スノーボードが絶好調! 実は春こそ滑りが上達する季節。雪が柔らかく、転んでも痛くないから思い切った練習ができます。そこで、雪山暦20年以上の筆者が首都圏から日帰りで行ける4つのスキー場の紹介と、午前滑って午後観光など、春ならではの楽しみ方を提案します。
■春こそスノーボード上達のチャンス! 春雪の3つのメリット

「もうシーズンも終わりだから……」と諦めるのはまだ早い! 実は春こそ、スノーボードが一気に上達するチャンスの季節なのです。

今年は雪が多く、春のゲレンデコンディションは絶好調。特に春のゲレンデには、上達に最適な3つのメリットがあります。
(1) 雪が柔らかく転んでも痛くない
春の雪は日中の気温上昇で柔らかくなり、転倒時の衝撃が少なく感じます。そのため、思い切った練習ができ、新しい技にもチャレンジしやすい環境です。
(2) 薄着で動きやすい
厚手のウェアが不要になり、体の動きが自由に。体も温まりやすいので、細かい動作の確認や修正がしやすく、技術の向上につながります。
(3) 晴天率が高く、視界良好
春は晴れの日が多く、雪面の凹凸がはっきり見えるように。ターンのタイミングやエッジングの感覚をつかみやすく、上達スピードが格段にアップします。
そして、春の雪は柔らかいゆえに足を取られがち。ハイシーズン以上に体力を使うので、しっかり滑ると負荷となり上達につながるのです。
■日帰りで行ける! GWまで営業の春スキー場 4選

関東から関越道を使って2時間半以内で行ける、春シーズンも営業している貴重なスキー場を紹介します(春のスキー場コンディションは変化するため詳細はホームページでチェックを)。
●丸沼高原スキー場(群馬県片品村)

特徴:丸沼高原スキー場の山頂は標高2,000m。ゴンドラで4,000mのロングランが可能。スノーパーク「マウントストーンパーク」はアイテム充実。50周年記念で5と0がつく日は先着100名の抽選会に参加可能。春割料金でお得に滑れる。4月26日から観光目的でゴンドラに乗車も可能(4月26日現在)。
営業期間:5月6日(予定)
アクセス:関越道・沼田ICから約50分
HP:https://www.marunuma.jp/winter/
マウントストーンパーク:https://www.instagram.com/mt.stone_parks
●たんばらスキーパーク(群馬県沼田市)

特徴:たんばらスキーパークは緩斜面が多く、ファミリーや初心者の練習に最適。4月26日現在、全コース滑走可能。現在たんばランド下部にて「無料そりエリア」開放中(※そり等遊具の貸出はなし)!
営業期間:5月6日(予定)
アクセス:関越道・沼田ICから約30分
HP:https://www.tambara.co.jp/winter/
●かぐらスキー場(新潟県湯沢町)

特徴:湯沢エリアでは標高が最も高く、春でも豊富な積雪量を誇り毎年シーズンは5月下旬まで営業。広大なゲレンデで長距離滑走が楽しめる。「かぐらパーク」はリフトでもハイクアップでも楽しむことができ、賑わっている。パークに関する情報はインスタグラムでチェック!
営業期間:5月18日(予定)
アクセス:関越道・湯沢ICから約20分
HP:https://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/winter/
かぐらパーク:https://www.instagram.com/parkcarnival/
●GALA湯沢スキー場(新潟県湯沢町)
特徴:新幹線でのアクセスが抜群。4月26日時点で7コース滑走可能、「GALA QUEST PARK」も人気だ。リフトチケットはWEBで購入するのが一番お得。
営業期間:5月6日(予定)
アクセス:上越新幹線・ガーラ湯沢駅直結
HP:https://gala.co.jp/winter/