■山頂の絶景レストランで味わう贅沢ランチ
ニセコ東急 グラン・ヒラフのエリア内には複数のレストランがあり、パンやドーナツなど気軽に楽しめる低価格帯のものから、本格的な高級レストランまで選択肢が豊富です。エースゴンドラ山麓駅舎付近には夕食の提供やDJイベントも行う新レストラン「POWDERHOOD RESTAURANT & TAPROOM」もオープンしました。
今回は特別な旅ということで、奮発してエースゴンドラ山頂2階に2025年12月に誕生した絶景レストランを選びました。大きなガラス張りの窓からは、晴れていれば北海道を代表する名峰・羊蹄山(標高1,898m)が目の前に広がり、圧巻の眺めです。訪れた日はあいにく山頂が雲で隠れていましたが、それでも羊蹄山の裾野の雄大な姿は見ることができました。標高の高い場所で、この眺望を楽しみながらの食事は、それだけで特別感があります。
メニューは和牛のローストビーフやビーフシチューなど、高級食材を使った本格的な料理が揃います。「和牛ローストビーフと丸っとじゃがいものグリル(税込7,500円)」、「和牛すね肉のビーフシチュー(税込4,700円)」など、価格は高級レストランに匹敵する水準で、決して安くはありません。しかし、この眺望と本格的な料理、丁寧なサービスを考えれば、特別な日に奮発する価値は十分にあります。
実際に注文した和牛すね肉のビーフシチューは、柔らかく煮込まれた肉が口の中でほろりと崩れ、深いコクのある味わいでした。接客やサービスも丁寧で、本当に良いレストランで食事をしている気分になれます。本格エスプレッソコーヒーや焼きたてのパン、ケーキなども用意されており、食事以外の選択肢も充実しています。
そんな本格レストランだからこそ、絶景を眺めながらのひと休みは、まさに「ご褒美」という言葉がぴったりです。スプリングシーズンでは天気の良い日が多く、羊蹄山を眺める機会が増えます。朝ひとしきり滑った後に窓側に座り、羊蹄山を眺めながらコーヒーをいただく、という優雅な時間を過ごすのも良いでしょう。もちろん、より気軽に楽しめる料理も用意されているので、カジュアルな利用にもおすすめです。
■ニセコ唯一の混浴温泉宿で極上のひとときを
ゲレンデを十分に楽しんだら、体を癒すのは温泉です。今回の宿泊先として選んだのが「ニセコグランドホテル」。ニセコエリアでは唯一の混浴温泉を持つ、歴史ある老舗旅館です。
混浴という文化は古くから日本に根付いてきたものですが、現在の法律では新規の混浴温泉施設を設けることは基本的にできません。そのため、今も残る混浴温泉は歴史的な価値を持つ希少な存在です。ニセコグランドホテルはまさにそのひとつ。温泉好きにとってはちょっとした聖地でもあります。
このホテルの最大の魅力は、2つの異なる源泉を楽しめることです。女性専用の露天風呂には、緑茶色の濁り湯「1号井」と、透明感のある薄緑色の「3号井」の浴槽が1つずつあります。
1号井は鉄分が多く、お肌がつるつる・すべすべになると言われている成分が豊富な美肌の湯。3号井は特につるつる感が増す成分が1号井よりも濃厚で、こちらも美肌の湯として知られています。2つの泉質の違いを楽しめるのが、温泉好きにはたまりません。
女性は無理に混浴を利用する必要はなく、女性専用露天風呂だけでもゆったりと温泉を満喫できます。ただ、今回は特別な旅ということで、グループみんなで一緒に温泉タイムを楽しめる混浴露天風呂にも挑戦してみました。
「混浴って実際どうなの?」と気になる方も多いと思いますが、受付で湯浴みを借りることができるので、水着を着用しているような感じで私はそこまで抵抗はありませんでした。湯浴みは混浴エリアに行く時だけ着用するので、女性専用エリアでは普通に温泉を楽しめます。むしろ男性の方が気にしているかもしれません。
混浴露天風呂は2つの源泉をブレンドした源泉掛け流しで、ニセコの森が目の前に広がる開放的な空間です。グループや家族で同じ温泉に浸かりながら会話を楽しめるのは、なかなかできない贅沢な体験でした。
私は夜の温泉だけでなく、朝風呂も楽しみました。2種類の泉質を朝晩で入り比べるのも贅沢な楽しみ方です。しっかり汗をかいた後は、宿のすぐそばで湧いている「甘露水」で水分補給。さらに3種類のデトックスウォーターも用意されていて、体をリセットする感じが心地よかったです。
スキー・スノーボードで体を存分に使った後、2種類の源泉を楽しめる温泉にゆっくりと浸かる贅沢は、ニセコグランドホテルならではの体験です。温泉は泉質も豊かで、冷えた体を芯から温めてくれます。
客室は和室で、ベッドと畳の両方があり、好みに合わせてくつろぎ方を選べます。夕食はビュッフェスタイルで、ひとつひとつ丁寧に作られた料理が並び、ちょっとずつたくさん食べられるのが良かったです。目の前で生ハムをスライスしてくれるサービスは特に印象的で、できたての美味しさを楽しめました。
翌朝はすっきりとした体でゲレンデへ向かえるのが嬉しいです。最新のリフトシステム、山頂の絶景レストラン、ニセコ唯一の混浴温泉……。今回のニセコ旅は、普段なかなかできない特別な体験の連続でした。
春休みや連休など、少しまとまった時間が取れるタイミングで、頑張った自分へのご褒美として訪れてみてはいかがでしょうか。世界的リゾート・ニセコでの贅沢な時間が、きっと忘れられない思い出になるはずです。