新潟県魚沼市の「奥只見丸山スキー場」は、福島県との県境に位置する秘境にある。豪雪地帯のため、スキー場営業をシーズン前半・後半の2回に分けて行ない、厳冬期はクローズすることで知られている。25/26シーズン、その“奥只見”の春営業が、2026年3月20日からいよいよスタートする。
■春はパークが大人気
奥只見は新潟県のなかでもとくに降雪が多い豪雪地帯。そんな環境とあってシーズン後半を迎えてもコースは全面滑走OKなことがほとんどだ。今季は「雪が少ない」と言われるシーズンだったが、奥只見であれば全10コースを滑り倒し、山頂からボトムまで最長4,000mのロング滑走もできそうだ。
また、4月に入っても雪が降ることも珍しくない。タイミングがあえば春にパウダーランを味わえるチャンスだってある。
奥只見は3月下旬から5月上旬までの春シーズンがメインとなっており、この時期はゲレンデトップの「丸山ゲレンデ」にスノーパークが登場する。キッカー、ハーフパイプ、バンクドスラロームなどがゲレンデのあちこちに設置され、山頂ペアリフトでコースを回すことができる。パーク好きは1日の大半をこのエリアで過ごしているといってもいいだろう。
また、スキー場中間エリアにある「カモシカB」コースは一面がコブ斜面になり、こちらはコブ好きが集中。このエリアはブナが広がり、春は新芽をつけた森を通り抜ける気持ちいい林間コースもある。さらに山麓まで下ると、最後にバンクドスラロームが用意されている。春の奥只見は、ゲレンデのあちこちにアトラクションが用意されているので楽しい。
■シーズン前半のパウダーも見逃せない
シーズン前半の「初滑り」は、降雪の状況によるが、例年は11月下旬からオープンする。そして、年明けの1月3日にスキー場は一旦クローズするが、この「初滑り」期間はパウダーランが味わえる絶好の時期。県内のほかのスキー場がオープン前でも、奥只見はたくさんの雪に恵まれ、いち早くパウダーを味わえる。
12月下旬、初滑りに訪れた日は、下界では雨が降っていたがスキー場まで上がると雪となり、シーズはじめとは思えない上質の雪を堪能できた。終日、降雪に恵まれたので、山頂から山麓までコースはすべてパウダーという最高のシーズンインを迎えられた。
シーズンはじめは豪雪、後半の春はスノーパークやコブなど、訪れる時期によってさまざまな滑りを楽しむことが可能。また、シーズンを通してトップからボトムまでロング滑走を味わえるのも奥只見の魅力だろう。