■山頂(国設)ゲレンデはパウダーフリーク垂涎の世界が広がる!

第12ペアリフトから眺める山頂(国設)ゲレンデのオープンバーン

 第10ペアリフトを降りた先、山頂(国設)ゲレンデはまるで別世界です。白い雪に覆われた広大なオープンバーンが広がっています。取材日はわずかに圧雪がかかっている部分にもうっすらと新雪が積もっていて、全面がパウダースノー! パウダー好き垂涎の変化に富んだ広い斜面が待ち受けています。視界が悪いのでスピードは控えめに、それでもまとわりつく新雪をかき分け、泳ぐように滑り降りるのは素晴らしい快感をもたらしてくれます。歓声と雪煙を上げながらいたるところでシュプールが刻まれていきますが、まだまだノートラックバーンは残っています。

 実は展望に優れたロケーションも売りです。白い樹氷の森の向こうには北アルプスが連なる絶景が楽しめるのですが、取材日はあいにくの天候で遠方の視界には恵まれませんでした。その分、時間が経っても雪質のコンディションが悪くなることなく、何本滑っても軽快な浮遊感を味わえました。

山頂(国設)ゲレンデは寒いですが、その分上質なパウダーが待っています

 標高が高い山頂は雪質が良い代わりにその寒さはかなりのもの。滑走ラインにもよりますが、長く1本滑るとリフトを2本乗り継ぐ必要があり、その間にかなり冷えます。充分な防寒対策をしつつ、寒くなったら山頂レストラン「カミーン」で暖をとりましょう。

 存分に滑ってお腹も満たしたら、〆は温泉ですね。M-Plazaには「流葉温泉ニュートリノ」もあり、至れり尽くせり。スノーコンディションが整ったら、遠方からでも訪れる価値ありです!

パノラマコースで下山途中もいたるところでパウダー滑走を楽しめました

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