平地でも最低気温が氷点下になる日が増えてきた。雪遊びシーズンの到来だ。晴れた日には家族でゲレンデへ出かけ、スキーやソリ遊びを楽しみたくなる。しかし、あまりにも遠いと運転も疲れ、子どもの機嫌も損ないがち。
そこで今回は名古屋市内からでも、高速を利用して片道約1時間半で行けるゲレンデを3つ紹介する。どこも小さな子どもや、ファミリーに優しいゲレンデばかりなので、ぜひ参考にしてほしい。
■ここはそり天国!? 愛知県「旭高原元気村」
まず紹介するのが、愛知県の「旭高原元気村」。名古屋ICから約1時間半のところに位置し、紅葉で有名な香嵐渓からも約30分程度と、観光や旅行好きにはなじみのある場所にある施設。
ゲレンデにはスノーマシンが導入されており、広さは最大幅30mで、最長滑走距離は100mほど(ゲレンデの広さは気温や天然雪の有無によって変化するため、来場前に一度HPで確認するのが確実だ)。
おすすめポイントの一つ目は、そり滑り専用施設である点。スキーヤーやスノーボーダーがいないため、小さな子どもでも安心して遊べる。滑り終えたあとは「動く歩道」に乗り、簡単にスタート地点へ行ける。
二つ目は、ファミリー層にうれしい低価格の入場料。大きなスキー場に行くと数千円必要な場合もあるが、ここは500円(3歳以上一律料金)、ワンコインでそり遊びが楽しめるのだ。
レンタル用品も充実しており、そりを1日レンタルしても700円で遊べる。手ぶらで行ってもウェアセット(ウェア、ブーツ、グローブ)3,950円があるので、安心だ。利用料無料の室内キッズルームもあるため、そり遊びデビューにもってこいのゲレンデだ。
旭高原元気村
住所 〒444-2843 豊田市旭八幡町根山68-1
電話 0565-68-2755(9:00~17:00)
ホームページURL:https://www.asahikougen.co.jp/index.html
※営業日時はホームページよりご確認ください
【MAP】
■初級者用コースも充実! 長野県「ヘブンスそのはら」
名神高速道路を利用して、名古屋市内から約1時間10分でアクセスできるのが、長野県阿智村にある「ヘブンスそのはら」だ。
最寄りの園原ICから車で5分というアクセスのよさも人気の理由の一つとなっている。なお、園原ICは名古屋方面からのみ乗り降り可能であり、東京方面からは飯田山本ICが最寄りICとなるので注意したい。
到着したらロープウェイ山麓駅からロープウェイに乗ってマウンテンロッジへ。ロープウェイに乗るだけでも、子どもにとっては非日常感であり、ワクワクすること間違いなしだ。
ロープウェイを降りたら、そりと雪遊び専用ゲレンデ「キッズワールド」までは徒歩で向かおう。5分弱で到着だ。
キッズワールドは柵で囲ってあり、小さな子どもも安心して遊べる。滑り終えたら、ベルトコンベアと呼ばれる歩く歩道が、上部へ運んでくれる。
また、有料でそりも借りられる。筆者が訪れた2024年1月は通常の形のそりだけでなく、座面があり椅子のような状態で座ることのできるそりや、ストライダー型のそりも借りることができた。
ヘブンスそのはらには、スキー・スノーボードの初級者コースもあるので、ぜひファミリーで楽しんでほしい。
●1. エンジェルコース(初級者向け)
全長610m、標高差35m、最大斜度9度
ゴンドラ山頂駅についたらまずこのコースが目の前に現れる。緩やかな斜面なので、デビューしたての人や初心者が練習しやすい。
●2. りんどうコース(初級者向け)
全長2,000m、標高差225m、最大斜度9度
初心者でも楽しめるロングコース。樹々の間を抜けるコースや、雪が積もると樹氷を抜けるコースもある。恵那山も望むことができる。自然雪が必要なため、期間限定でオープンする。
●3. ミルキーコース(初級・中級者向け)
全長500m、標高差105m、最大斜度10度
慣れてきたらレベルアップにおすすめのコース。
ヘブンスそのはら
住所 〒395-0304 長野県下伊那郡阿智村智里3731-4
電話 0265-44-2311
ホームページURL:https://mt-heavens.com
※営業日時はホームページよりご確認ください
【MAP】