新潟県妙高市は、信越五岳の最高峰となる妙高山が街のシンボル。日本海からの雪雲が妙高山にぶつかってたくさんの雪を降らせる日本有数の豪雪地帯であり、山の中腹や山麓にはいくつもスキー場が点在。積雪たっぷりの一大スキーリゾートとして、国内はもとより、世界からも注目を集めている。また、街とスキー場が近く、スキー・スノーボードとともに温泉や観光までまるごと楽しめる最高のロケーションだ。
■さまざまな冬の楽しみ方が可能
妙高エリアのスキー場はいずれも高速道路のICから距離が近く、下道の除雪体制もばっちり整っているので車のアクセスが快適。電車の場合は山麓の妙高高原駅が玄関口だ。雪が豊富な地域とあって、スキー・スノーボードのほかにスノーシューなども体験でき、好きなスタイルで冬の自然と触れ合える。
また、このエリアは温泉も豊富で、山麓にはさまざまな泉質をもつ7つの温泉の「妙高高原温泉郷」が広がっている。温泉完備のホテルや旅館も多く、宿や商店、飲食店が並んだ温泉街を散策するのも楽しい。立ち寄り入浴ができる宿のほか、日帰り温泉施設もあり、泊まっても日帰りでもゆっくりと温泉を楽しめる。
■7つのスキー場が滑り放題になるリフト券「Mt.Myoko+(プラス)」
「Mt.Myoko+(プラス)」は妙高エリアの4スキー場、「赤倉温泉スキー場」、「赤倉観光リゾートスキー場」、「妙高杉ノ原スキー場」、「池の平温泉アルペンブリックスキー場」に加え、妙高エリア以外の3つのスキー場である「アライマウンテンリゾート」、「斑尾高原スキー場」、「タングラムスキーサーカス」の合計7つのスキー場が滑り放題となるチケット。さらに対象スキー場間を結ぶシャトルが同日乗り放題になるバス券も付いているので超お得だ。
「Mt.Myoko+(プラス)」の価格は33,000円、有効期限は2025年3月31日までの3日間。連続して3日間使わなくても大丈夫なので、シーズン中に3回滑りに行くならこのチケットをぜひ有効活用しよう。
それではこの7スキー場を含む、妙高エリアのスキー場と、妙高を拠点に滑りに行ける周辺のスキー場を紹介していきたい。
■天然雪100%の赤倉温泉スキー場
妙高山の裾野に広がる「赤倉温泉スキー場」は、17本のコースを揃えたビックゲレンデ。ワイドで長さもある初心者ゲレンデから、たっぷりの雪で浮遊感を味わえる非圧雪コースまでコースレイアウトはバラエティーに富んでいる。雪が豊富な妙高エリアのなかでも赤倉温泉スキー場の積雪量は特に多く、天然雪100%の良質なパウダースノーを存分に堪能できる。また、エリアで唯一、毎日ナイター営業があり、土曜はナイター前にコース整備を行ない圧雪したてのバーンを楽しめる。
■ゲレンデ内にホテルが建つ「赤倉観光リゾートスキー場」
国内ではじめて国際スキー場の指定を受けたのが「赤倉観光リゾートスキー場」。全10本のコースをレイアウトし、ゲレンデトップは標高1,500m。その最上部から4kmにおよぶダウンヒルが爽快だ。山麓から標高1,300mの妙高山中腹までゴンドラ「妙高高原スカイケーブル」が架かり、今季はリニューアルされて雪山に映える赤色のたまご型の搬器が運行するようになった。また、ゲレンデ内には「赤倉観光ホテル」が建ち、優雅なリゾートに滞在しながらスキー・スノーボードの旅を満喫できる。
■「妙高杉ノ原スキー場」
三田原ゾーンと杉ノ原ゾーンの2エリアに全17コースが延びる「妙高杉ノ原スキー場」は、ゲレンデの80%が初級・中級向けの斜面。長く滑れるパウダゾーンや、スノーパークやクロスコース、モーグルコースもあり、幅広い滑りに対応してくれる。ゲレンデトップからボトムまで最大滑走8.5kmの滑走が味わえ、このロングコースを2名だけで独占できる特別なファーストトラックプランも用意されている。小学生までの子どもは全日リフト券無料、20歳は公式アプリでクーポンを獲得すると、対象期間中の平日のリフトが無料になるというサービスもうれしい。
■「池の平温泉アルペンブリックスキー場」はワイドなコースに楽しさがいっぱい
「池の平温泉アルペンブリックスキー場」の名物は、妙高山の山裾という立地を生かした日本屈伸のウルトラワイド一枚バーン。広くて見通しが良いので、子どもやシニアでも安心して滑れるのがうれしい。緩急に富んだ10コースでは、全長4kmのクルージングや非圧雪のツリーランなどさまざまな滑りを体験可能。スノーパークも充実し、盛りだくさんのアイテムを好きなラインで楽しめる。また、山麓には温泉完備の「ホテルアルペンブリック」や、サウナも楽しめるトレーラーハウスなどの宿泊施設が用意されている。