手の指先の冷えは、冬のアウトドアにおいて軽視できない問題だ。指先が冷えると細かな動作がしづらくなり、ひどいとしもやけや凍傷になることも。一方で、防寒性を重視したぶ厚い手袋では細やかな作業はなかなかできない。一時的なスマホの操作や蒸れを感じたときに着脱を繰り返してしまい、ストレスを感じやすい。
そこで筆者が行き着いたのが「手袋のレイヤリング」。冬のハイキングやキャンプ、日常でも防寒性と操作性の両立が可能になると感じている。
インナーには指ぬきタイプを用いるため、雪山など厳しい寒さの中ではNGだが、組み合わせの一例として、ぜひ参考にしてほしい。
■モンベル「メリノウールプラスパームウォーマー」
まずインナーグローブに用いるのは、冷え性の筆者が以前から愛用している、指抜きタイプの手袋だ。なかでも群を抜いて優秀だと感じたのがmont-bell(以下、モンベル)の「メリノウールプラスパームウォーマー」である。
メリノウールによる高い保温性を備えつつ、ポリエステルとの二層構造により速乾性にも優れる。長時間着用していても蒸れにくく、手袋特有の不快感を感じにくい点が大きな魅力だ。手の小さい筆者は、指先を覆うタイプだと指の長さが合わないことが多かったが、男女兼用の本製品は指先が広く開いているため、Mサイズで問題なくフィットしている。
インナーグローブとしてはもちろん、単体でも十分な保温力を発揮する。アウトドアシーンだけでなく、日常使いでも取り入れやすい、すっきりとしたデザインも評価したいポイントである。
メリノウールプラスパームウォーマー
価格/2,310円(税込)
カラー/ブラック(BK)、ブルー(BLAC)、グレー(HCH)
サイズ/M、L(男女兼用)
商品サイト:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1118578
■モンベル「エクセロフト ジップミトン」
オーバーグローブに用いるのは、モンベルが独自に開発した中綿素材「エクセロフト」を使用した、ミトン型のグローブである。実際に着用してまず感じたのは、とにかくふんわりとした手触りのよさである。複雑に絡み合った繊維構造が、軽さと高い保温性を両立している。
中央に配置されたジッパーを開ければ指先をすぐに出すことができ、スマートフォンの操作や細かな作業にも素早く対応できる。
数ある手袋の中でも、サイズ展開が幅広い点も見逃せない。自分に合うサイズのグローブがなかなか見つからなかった筆者にとって、「エクセロフト ジップミトン」はフィット感の面でも満足度の高い一品だった。
●エクセロフト ジップミトン
価格/6,160円(税込)
カラー/ブラック(BK)、アイボリー(IV)、ネイビー(NV)
サイズ/XS、S、M、L、XL (男女兼用)
商品サイト:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1118915
■相性抜群のレイヤリングで冷えを完封
元々このレイヤリングに行き着く以前は、スマホ対応手袋のみを使用して、主に低山ハイキングを楽しんでいた筆者。だが指先まで完全にフィットするものではなかったため、直観的に操作するために結局素手になる場面が多かった。また冷え性である一方、活動中の蒸れが気になってしまい、何度も手袋の着脱を繰り返していた。
こうした経験から指抜き手袋のみを使用していたが、「手先も寒さから守りたい」という思いからレイヤリング発想に至り、機能性のよさから今回のモンベルの組み合わせに辿り着いた。
行動するときはまず、インナーグローブの「メリノウールプラスパームウォーマー」のみで快適さと操作性を確保し、冷えが厳しくなれば「エクセロフト ジップミトン」を重ねる。
ミトンのジッパーから指が出せることが最大のポイントで、スマホはもちろん、ウェアのベンチレーションやドローコードなどを、歩きながらでもサッと操作できるようになった。状況に応じて使い分けられることが、この組み合わせの強みである。
場面にもよるが、キャンプや釣り、日ごろのウォーキングや自転車通学などでも取り入れられると考えられる。手元の防寒と、指先でのスマホ操作や細かな作業の快適さに悩んでいる人は、一度試してほしい方法だ。
※この記事の情報は2026年2月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。