冬の防波堤は寒く、風も強い。正直、釣りに行くには少し気が重くなる季節だ。それでも、この時期だからこそ楽しめる釣りがある。それがメバルを狙うライトソルトゲームである。
ライトソルトゲームとは、軽量のタックル(釣具)を使って、堤防や港などの身近な海で小〜中型魚をルアーで狙う釣りのジャンルである。
メバルはサイズを気にしなければ一年を通して釣れる魚だが、寒い時期は大型のサイズも狙えるのだ。必ず大物が釣れるというわけではないが、一般的に魚の反応がうすくなる寒い時期でも魚からの反応があるのが魅力。
この記事では、特別な装備や遠征をしなくても楽しめる「冬のライトソルト」として、防波堤からのメバル釣りを紹介しよう。
■なぜ冬でもメバルは釣れるのか
一般的に冬は魚が釣れにくいといわれているが、メバルの適水温は他の魚と比べると低く、水温が低くなる冬場に活性が上がる。また、産卵期で大きい個体も浅場に寄ってくるのが、防波堤からでもサイズも狙える理由。冬場は回遊魚が減るため他の魚に邪魔されにくく、メバルに集中できるのも釣りやすさにつながっている。
メバルは「派手さはないが、安定して相手をしてくれる魚」なのだ。
■防波堤での基本的な釣り方
冬でも釣り好きの相手をしてくれるメバル。実際に防波堤から狙う場合の基本的な釣り方は以下だ。
ライトゲームなのでタックルは7ft前後のライトロッドに2000番クラスのスピニングリール、糸はPE0.3〜0.6号ほどのラインで十分。
仕掛けは、針にオモリがついたジグヘッドにワームをセットした、いわゆるジグヘッド単体のリグが扱いやすい。重さは1g前後を基準に、風や潮の速さで調整しよう。
狙うレンジ(魚のいる層)は表層から中層。着水後にゆっくりリールを巻きながら時々フォールを入れる程度でも反応が出ることが多い。強く動かさず、流れに乗せるようなイメージが効果的だ。
アタリは、コツっと出ることもあれば、重くなる、軽くなるだけの場合もあるため、違和感があれば軽く竿をしゃくるだけで十分ハリにかかる。メバルがハリに掛かると、ググッと重くなり下に潜ろうとするため、思っていたよりも強い力で引っ張られる。ここで慌てずにリールのドラグ機能とロッドの曲がりを利用してラインテンションを緩めないように、無理をせずにやり取りをしてほしい。強引にやり取りをしてしまうと、ラインが切れたり、針が外れることもあるからだ。
また、ワームでは動きが速すぎる場合は、ハードルアーでゆっくり誘うことも試してみよう。