■マテ茶を食べて育つからマテ茶鶏
牛乳が2/3くらいまで煮詰まったら、缶詰を開ける。オイルがフチぎりぎりまで入っているので、こぼさないように水平を保ってそっと開けるべし。
オイルは高品質なエクストラバージン・オリーブオイルなので、缶内は黄金色に輝いている。まるで天上の神々が祝福しているような光景であります(筆者の個人的感想です)。
そのオイルに浮かぶマテ茶鶏は、飼料にマテ茶の葉や枝を加えて育てたブランド鶏だ。鶏特有の鉄分臭さがなく、加熱後もしっとり柔らかいから誠にウマい。そんな鶏肉とオイルを、余すことなくクッカーに投入する。
■ニンニクが扇情的なウマさ
かくのごとし。あとは好みでレッドペッパーを散らせば缶成であります!
煮詰まった牛乳の上にエクストラバージン・オリーブオイルが層になって乗るので、よくかき混ぜてからひと口いただく。
熱々のマテ茶鶏は繊維状に崩れ、皮と脂身は舌で潰せるほど柔らかい。もとはオイル煮だけど、煮詰まった牛乳が加わったことでクリーミー、かつすっきり仕上がっている。
底から時々顔を出すニンニクが扇情的なウマさだ。たまらずクッカーに口をつけ、がつがつと平らげてしまった。
かくしてシュクメルリの“CAN”P料理は成功したのだが、クッカーをつかむためのハンドルの選択を誤ってしまった。装備を軽量&コンパクトにしようと、トランギアのミニハンドルを持ってきたのだけど、料理の重量に対してミニハンドルが華奢すぎた。かなり握力を加えていないと持っていられないのだ。
みなさんもギアの選択には気を付けましょう!
【今回の缶詰情報】
国分グループ本社「缶つま・マテ茶鶏のオリーブオイル漬け」
¥500前後/150g