■とことん焚き火の炎を楽しみたいならソロストーブ

 そして、3つ目としては、“とことん焚き火の炎を楽しめる”コンパクトなモデルをご紹介しましょう。それが、「ソロストーブ メサ」です。

ソロストーブの「ソロストーブ メサ」

 「こちらは、調理はしないで、とことん炎を楽しみたいという人に向いているモデルです。“二次燃焼”という仕組みを取り入れたことで、高い燃焼効率が得られるんです」(加藤さん)

 二次燃焼というのは、簡単に言うと、空気をしっかりと取り込んで、より効率的に燃えやすくする機構です。二重構造となっている側壁や、本体下部や内部に設けられた穴を活用して、しっかりと薪を燃やしきるのです。

二次燃焼により、高い燃焼効率が得られるのが特徴

 卓上で使えるようなコンパクトモデルなので、燃料も小枝や短い薪などが適しています。また、ペレットと呼ばれる圧縮成形された固形燃料も使えます。炎が燃え上がる様子は格別で、焚き火好きなら萌えること間違いないでしょう。

■目的に合わせてお気に入りのタイプを選ぼう

 このように、タイプの異なる3つの焚き火台をセレクトしてもらいましたが、お気に入りが見つかりましたか?  どのモデルも手軽に焚き火が楽しめるので、目的に合わせて選んでください。

 なお、使うときの注意点として、焚き火台の下には焚き火シートを敷くようにしましょう。焚き火台は直火ではないですが、高熱を発するうえ、火の粉や灰などが飛ぶと地面にも影響を与えるからです。それを抑えるためにも、ぜひ実践してくださいね。

 焚き火はキャンプの最大のエンターテインメントです。マナーを守って、存分に焚き火を楽しみましょう。

 

【商品情報】
タキビダイグリル(IGNIO)
素材/本体:ステンレス、スタンド:スチール
サイズ/使用時:幅380mm×奥行き380mm×高さ330mm、収納時:幅380mm×奥行き380mm×高さ110mm
重量/約3.4kg
価格/4,389円(税込)
https://store.alpen-group.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=7422040201-0001&vid=7422040201-0001-000-0000&bid=0001

BM-246 焚き火台 TABI グリルエクステンション付き (ベルモント)
素材/本体:チタニウム・18-8ステンレス
サイズ/使用時:237mm×360mm×170mm、収納時:178mm×360mm×15mm
重量/約478g
価格/12,100円(税込)
https://belmont-online.shop/products/bm-246?srsltid=AfmBOorF3iuKLXR8bN4CU-IzG2OwJqLBfF2oaf5q3tcY-NduFf0WiaUw

ソロストーブ メサ(ソロストーブ)
素材/ステンレススチール、セラミック
サイズ/スタンド使用時:直径130mm×高さ約175mm、スタンド収納時高さ140mm
重量/約560g
価格/14,960円(税込)
https://store.upioutdoor.com/products/solo-mesa?srsltid=AfmBOopgRzZ5YnpIUF4MxaOsaFsNxAKhKzQLKx9786JlXso84ZOkaHcj

【取材協力】
アルペントーキョー [Alpen TOKYO] アルペンアウトドアーズフラッグシップストア新宿店(東京都新宿区新宿3-23-7 ユニカビル)
https://store.alpen-group.jp/

加藤祥太さん
プロフィール/アウトドアブームに乗り遅れまいと、7~8年前にキャンプに挑戦。一気にハマり、いまでは月1回ペースでソロキャンプを楽しんでいる。焚き火も大好物で、調理師免許を生かしたオリジナル料理とお酒でまったり過ごすのが最高のひととき!

お話をうかがったアルペントーキョーの加藤祥太さん