豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、アルペントーキョーの加藤祥太さんに「冬キャンプであったま~る」をテーマに、おすすめアイテムを選んでいただきました。
■人気のナンガとアルペンがコラボしたシュラフ
冬キャンプでは、起きているときは焚き火や各種の暖房アイテムで暖まることができますが、寝るときにはそれらは使えないので、テント内で暖かく過ごすための装備が必要になります。中でも、最も重視したいのがシュラフです。
シュラフには、使用する季節などに合わせて、“快適に使える温度”が製品ごとに設定されています。冬季にテント泊をするなら、寒い季節でも安心して使えるタイプを選ぶことが大切です。
そこで、加藤さんがおすすめとして挙げてくれたのが、ナンガとアルペンがコラボした「オリジナルオーロラ」です。ナンガと言えば、ダウン製品で定評のある国内ブランドです。
■ダウン量の違いで3タイプから選べる
シュラフには、さまざまなタイプがありますが、「冬のキャンプで使うなら、ダウンを使ったマミー型という頭の先から足先までを包み込んでくれるタイプがおすすめです」(加藤さん)。「オリジナルオーロラ」は、まさにそのタイプです。
「オリジナルオーロラ」は、ダウン量の違いで3タイプが用意されています。「オリジナルオーロラ550」は550g、「オリジナルオーロラ750」は750g、「オリジナルオーロラ900」は900gとなっていて、このダウン量の違いがそれぞれのシュラフの性能を示しています。
シュラフの性能を示すスペックのひとつが、先にも触れた“快適に使える温度”である「快適使用温度」と「下限温度」です。「快適使用温度」は、寒さを感じずに快適に眠れる温度のことで、シュラフを選ぶときの目安はキャンプ地の気温より5℃低いモデルがいいと言われています。例えば、最低気温が0℃なら、-5℃の製品を選ぶということです。
一方の「下限温度」は、寒さを感じながらも何とか一晩耐えられるというギリギリの温度です。こちらは何とか使える限界の温度なので、基本的には「快適使用温度」を優先して選びましょう。
「オリジナルオーロラ550」は快適使用温度が-5℃、下限温度が-10℃なので、秋口などにはぴったりですが、「富士山のふもとなど、けっこう寒い場所に行くなら、快適使用温度が-12℃、下限温度が-17℃の『オリジナルオーロラ750』がおすすめです。もっと寒い地域に行くなら、下限温度が-25℃ともっと低い『オリジナルオーロラ900』を選ぶといいでしょう」(加藤さん)