豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、石井スポーツ ヨドバシ新宿西口店の栗山大輔さんに「登山中に感じる寒暖差を手軽に解消する」をテーマに、おすすめアイテムを選んでいただきました。

■暑くなったらまくって、寒くなったら戻せばOK

 登山やハイキングでは、半袖では寒いけど長袖ではちょっと暑い、といった場面がよくあります。かといって、そのたびに1枚着たり脱いだりするのは面倒ですね。「そういったときには、アームカバーが重宝します」と栗山さんが挙げてくれたのが、ザ・ノース・フェイスの「ドライドット アームカバー」です。

ザ・ノース・フェイスの「ドライドット アームカバー」

 アームカバーというのは、もともとアウトドアでの紫外線対策に便利なアイテムで、肌を日焼けから守るのに役立ちます。でも、春先の登山など寒暖差の生じやすい季節にも活用できるそうで、「今日は上着はいらないなというときなど、アームカバーなら暑ければ手首まで下ろして、寒くなったら元に戻して、と手軽に寒暖差に対応できます」(栗山さん)

紫外線対策にも寒さ対策にも便利
暑いときは手首まで下ろせばよく、汗拭きにも使える

 ちなみに、アームウォーマーというアイテムもありますが、こちらは文字どおり保温や防寒用なので、寒い季節には役立ちますが、暖かくなってきた季節には向いていません。