豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、石井スポーツ ヨドバシ新宿西口店の栗山大輔さんに「寒暖差が大きい季節に快適な睡眠を取る」をテーマに、おすすめアイテムを選んでいただきました。
■シュラフの暖かさをキープするにはマットが重要
暖かい季節がやってきても、夜になるとやっぱり冷え込むもの。アウトドアで寝泊まりする場合は、しっかりと寒さ対策をしておきたいものです。
まず、テントで寝るときは、寒さに強いシュラフが絶対に必要です。対応温度などをチェックして、用途にふさわしいものを選びましょう。そのうえで、シュラフの暖かさを生かすためには、下に敷くスリーピングマットも重要です。
栗山さんは、「シュラフがどんなに優秀でも、スリーピングマットがしっかりと冷気からガードしないと真価が発揮できません」と言います。
■スリーピングマットの断熱性能を表す「R値」に注目
では、どんなスリーピングマットがいいのでしょうか。「マットを選ぶときに注目していただきたいのが『R値』です」と栗山さん。このR値の高さと、比較的手頃な価格でおすすめのエアマットが 、モンベルの「エクセロフト エアパッド 150」です。
R値というのは熱抵抗値というもので、熱の伝わりにくさを表します。この数値が高いほど断熱性能が高く、マットを選ぶ際の指標のひとつとなっています。夏用ならR1～2、春～秋用ならR2～4などと言われていて、「寒さへの対策をするならR4以上が欲しいところです」（栗山さん）。「エクセロフト エアパッド 150」はR5の性能を持つので、寒さにもしっかり対応できます。
