豊富な知識と経験を持ち、日々たくさんの登山やキャンプ道具と接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目の製品を紹介していただくシリーズ。今回は、「WILD-1 ゆめが丘ソラトス店」のキャンプ担当、中山裕麻さんに「夏~秋のアウトドアで役立つ」をテーマに、「ミストファン」のおすすめを挙げていただきました。
■ミストファンなら涼しさ、気持ちよさが断然違う
暑さ対策で、いま非常に多くの人が使っているものと言えば、ハンディファンやネッククーラー、日傘などですね。中でもハンディファンは、歩きながらでもスイッチオンで手っ取り早く涼しさを得られるので、とても便利。ただ、暑い中で使っているので、出てくる風が冷たくならないのが残念なところです。
筆者自身、そんな不満もあってハンディファンは使っていませんでしたが、中山さんがおすすめするTOPLANDの「ミストハンディFAN」を見て、はじめて使ってみたいと思いました。というのも、その名前のとおり、扇風機から風と一緒にミストが放出されて、とても気持ちよさそうなのです。

「ハンディファンから出てくるのは、どうやっても温風です。でも、このミストハンディFANなら涼しさが断然違います」と中山さん。ミスト機能付きのハンディファンはあまり見かけないので、これは注目に値します。
■ミストがファンの中心から放出されるのが特徴的
中山さんがこの製品をおすすめする理由は、その仕組みにあります。「ミストがファンの下側から出てくる製品がありますが、この製品はファンの中心部からミストが出るので、風とミストがミックスされるんです」(中山さん)。確かに、水分がミックスされた気持ちいい風が吹き出してくるので、快適さは段違いです。
水は、本体上部にあるタンクに入れます(タンク容量は50ml)。「給水用のミニボトルが付属しているので、給水するのも手軽です」(中山さん)。ミスト量は2段階に切り替えられ、1時間に約50~100mlのミスト量を出すことができます。

風量は、3段階の調節が可能。風量もミスト量も、手元のボタンを押して簡単に切り替えられます。

ファンは直径約90mmの5枚羽根で、安定した風を送ることができます。本体の幅は約116mm、厚さは約48mm、高さは約240mmなので、カバンなどにしまうときもスペースを取りません。
電源はリチウムイオンで、弱モードで約6時間、中モードで約3時間、強モードで約1.5時間の連続駆動が可能。充電はUSB-C端子経由なので、手軽にできますね。
