■グリップ部が長くて高低差のある場所でも便利
トレッキングポールには、グリップ部分がアルファベットの「I」の形をしたタイプと、「T」の形をしたタイプがあって、登山ではI形がおすすめとのこと。「握りやすくて、斜面に対して正対できる」(鈴木さん)ので、しっかりと体を押し出したり、支えたりができるのです。

また、このモデルはグリップ部分が長いため、「片側が斜面になっていたり、段差があったりと高低差がある場面でも、握る部分を下方にすればポールの長さを変えずに対応できるというメリットがあるんです」(鈴木さん)

トレッキングポールは、推進力を上げてラクに登れたり、足腰への負担を抑えたり、転倒を防いだりと、体の疲労を和らげるためのメリットがたくさんあります。登山だけでなく、普段のウォーキングなどで活用するのもアリですね。筆者も膝に不安があって、医者に相談したところ、トレッキングポールの使用をすすめられました。ちょうど購入を検討しているところです。
誰でも必須というわけではありませんが、あれば便利なのは間違いないアイテムですね。登山はしたいけど、体力にちょっと不安があるという人は、トレッキングポールをお供に登山デビューしてみてはいかがでしょうか。
【商品情報】
シナノ ロングトレイル 115
参考価格/14,850円(税込)
素材/超軽量アルミ
サイズ/4×5.5×90~115cm(使用時サイズ)/4×5.5×55cm(収納時サイズ)
重量/約480g
カラー/レッド
https://store.alpen-group.jp/f/dsg-216339-
シナノ ロングトレイル 125
参考価格/14,850円(税込)
素材/超軽量アルミ
サイズ/4×5.5×100~125cm(使用時サイズ)/4×5.5×59cm(収納時サイズ)
重量/約500g
カラー/ブルー
https://store.alpen-group.jp/f/dsg-216336-
【取材協力】
アルペントーキョー [Alpen TOKYO](東京都新宿区新宿3-23-7 ユニカビル)
https://store.alpen-group.jp/
鈴木正志さん
プロフィール/高校時代に山岳部に所属し、いまも週に1回のペースで登っている超ベテラン。最近は山頂を目指すだけでなく、花や苔といった自然の美しさも堪能している。アルペントーキョーのシニアトレッキングアドバイザー。
